冬の道路は、雪・凍結・事故・通勤集中などで渋滞が急増します。
しかし冬の渋滞は、ただの時間ロスではなく
「低体温症・ガス欠・車内結露・トイレ問題・情報遮断」
といった“命に関わる災害リスク”へ直結します。
防災士として、災害時の帰宅困難・大規模渋滞に立ち会ってきた現場経験から、
冬だけの特別な危険性と、今日からできる対策を解説します。
■① 冬の渋滞は“長時間化しやすい”理由
冬の道路では以下の条件が重なり、渋滞が倍増します。
- 凍結によるスリップ事故
- 雪で車線が実質1〜1.5車線になる
- スタック車による通行止め
- 生活道路への逃げ場がない
- 追い越し不可で渋滞が伸び続ける
結果として、1時間の渋滞 → 4〜5時間に延びることも珍しくありません。
■② “停車中の寒さ”が命のリスクになる
動かない車内は、わずか数十分で急激に温度が低下します。
危険の一例👇
- 体温低下 → 判断力が落ちる
- 子ども・高齢者は低体温症に直結
- 暖房が弱くなる車も多い
- 雪中では排気口が埋まり“一酸化炭素中毒”の危険
暖房だけに頼るのは危険です。
■③ ガス欠・バッテリー上がりが大量発生する
渋滞中にやりがちな行動👇
- 停車中ずっと暖房をつける
- ライト・ワイパー・ハザード・電装品を使い続ける
これにより冬特有の
ガス欠 → 立ち往生 → さらに渋滞悪化
悪循環が発生します。
ロードサービスは冬に最も遅れます。
■④ トイレ問題が深刻化する
大規模渋滞では、以下が頻発します。
- 子どもや高齢者が我慢できない
- トイレのある施設まで動かない
- 冬は寒さで尿意が増す
渋滞中にできる唯一の対策が「携帯トイレ」です。
冬の車には必ず常備すべきです。
■⑤ 車内の結露で視界が奪われる
渋滞で停車 → 車内が湿気る → 窓が一気に曇る
冬のあるあるですが、事故につながる危険な現象です。
特に暖房の入れ方が悪いと、
前が全く見えない状態になることも。
■⑥ 情報遮断が起きやすい(電波・バッテリー)
- 山間部
- 積雪エリア
- 除雪車の優先通行で立ち往生
これらの場面で“圏外”や“スマホ電池切れ”が多発します。
冬はスマホの電池が急速に減るため要注意です。
■⑦ 冬の渋滞に強い車内装備とは?
最低限これだけは👇
- モバイルバッテリー
- 携帯トイレ
- カイロ
- ひざ掛け・毛布
- 非常食(チョコ・羊羹など)
- 水(凍結しにくいペットボトル500ml)
- 冬用ワイパー
- スコップ
- 牽引用ロープ
特に“毛布・カイロ・携帯トイレ”は命を守る3点セットです。
■⑧ 渋滞予兆をキャッチする行動
冬は事前情報が命を救います。
- ライブカメラの確認
- 国交省の道路情報
- 積雪量と気温推移
- SNSの“リアルタイム渋滞情報”
- 主要道路の規制
- スタック車の有無
渋滞が予想される日は “早く出る or 出かけない” が最も賢い選択です。
■まとめ|冬の渋滞は“気温が下がる災害”と考える
冬の渋滞は、時間の問題ではありません。
- 低体温症
- ガス欠
- 一酸化炭素中毒
- 情報遮断
- トイレ問題
- 結露事故
これらはすべて“命に関わるリスク”です。
結論:
冬の渋滞は「道路上の災害」。備えがある人だけが安全に帰宅できる。
防災士として現場を経験したからこそ断言できます。
“冬は準備した車だけが走れる季節”です。 今日から1つだけでも装備を追加してください。

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