山火事は、自然現象だけでなく人の行動が引き金となるケースが多い災害です。だからこそ、地域全体で「火を出さない意識」を育てていくことが重要になります。神奈川県秦野市では、未来を担う子どもたちが主役となった、象徴的な山火事予防の取り組みが行われました。
■① 幼年消防クラブ員による山火事防止活動
秦野市消防本部は、社会福祉法人若木会「若木保育園」の幼年消防クラブ員(園児17名、職員2名)とともに、市内2か所へ山火事防止看板を設置しました。
幼年消防クラブ員に任命された園児たちは、ハイカーや地域住民に向けて「火災予防」を呼びかける役割を担いました。子どもたちの存在そのものが、強い啓発メッセージとなります。
■② 約4キロを完走する“防災行動”
園児たちは、秦野駅から弘法山公園まで、約4キロの道のりを最後まで歩き切りました。
この行動は単なるイベントではありません。
・防災は体力と行動力が必要
・地域を自分の足で知る
・災害は身近な場所で起きる
こうした学びを、体験として積み重ねる重要な機会です。
■③ 実際の山林火災を踏まえた取り組み
秦野市では、昨年度に実際の山林火災が発生しています。その経験を踏まえ、ハイカーや地域住民に対して「次を防ぐ行動」を促す目的で、今回の看板設置が行われました。
山火事は一度発生すると、
・消火に長期間を要する
・人命・自然・生活に大きな影響を与える
という特徴があります。未然防止が何より重要です。
■④ 子どもが伝える防災の強さ
大人の注意喚起よりも、子どもたちの呼びかけは心に残ります。
・ポイ捨てをしない
・火気の取り扱いに注意する
・乾燥時期は特に警戒する
こうした基本行動を、地域全体に自然と広げる力があります。
■⑤ 山火事予防は地域ぐるみで
山火事対策は、
・行政
・消防
・地域住民
・登山者・ハイカー
全員が当事者になることで初めて機能します。看板は“きっかけ”であり、行動に移すのは一人ひとりです。
■⑥ 現場で見てきた山林火災の現実
実際の山林火災では、
「少しの油断」
「小さな火種」
が、想像以上の被害につながります。
火が広がれば、消火は容易ではありません。だからこそ、火を出さないことが最大の防災です。
■⑦ 今日できる最小行動
・登山や散策時、火気を持ち込まない
・喫煙後の始末を徹底する
・看板や注意表示を“自分事”として受け取る
子どもたちの一歩が、地域全体の防災力を高めています。
山火事を「起こさない選択」を、私たち大人が引き継いでいきましょう。

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