【防災士が解説】防災訓練で見落とされがちな「小石や砂で滑る」事故|防災×防災訓練の盲点

防災訓練や避難行動で多いのに、
軽視されがちなのが「小石や砂によるスリップ事故」です。

大きな段差や階段ばかりに注意が向き、
足元の小さな危険が見過ごされがちです。


■① なぜ小石や砂は危険なのか

小石や砂は、

・見た目では危険に見えない
・一歩踏み出した瞬間に滑る
・雨や夜間で発見しにくい

という特徴があります。

特に避難経路の駐車場・校庭・路肩で多発します。


■② 被災地・訓練現場で実際に起きた事例

現場では、

・校庭から舗装路に出た瞬間に滑る
・瓦礫の粉塵で足を取られる
・砂利道からアスファルトへの段差で転倒

「平らだから安全」という思い込みが事故につながっていました。


■③ 訓練で見逃されやすい理由

防災訓練では、

・舗装路中心でルート設定される
・事前清掃で砂が残りやすい
・誘導員が足元まで見ていない

結果として、
本番に近い危険が再現されていないことが多いのが実情です。


■④ 消防・災害対応現場での基本行動

現場で徹底しているのは、

・一歩目を必ず確認
・足裏全体で接地
・滑る場所では歩幅を狭く

派手な動きより、
確実な一歩が優先されます。


■⑤ 訓練に取り入れるべき具体策

防災訓練では、

・あえて砂利・校庭を通す
・雨天想定で歩行確認
・「足元確認」の声かけを入れる
・滑った想定で停止訓練

こうした工夫が、実災害で生きます。


■⑥ まとめ:足元を制する人が避難を制する

被災地で何度も感じたのは、
転倒事故の多くは「小さな油断」から始まるという事実です。

目線は前方だけでなく、
常に足元にも向ける。

それが、命を守る避難行動です。

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