【防災士が解説】防災×冬×節電術②|“暖房に頼りすぎない家”は災害に強い

冬は電力需要が最も高く、停電リスクも大きくなる季節。
実際、能登半島地震や北海道ブラックアウトでは、
「暖房なしでどう過ごすか」が生死を左右しました。

ここでは “暖房に頼らずに家を暖かくする節電術” を、防災士として解説します。


■① 家の“温度が逃げる場所”を知るだけで節電効果が倍増

冬の家の熱が逃げる割合は以下の通り:

  • 窓:58%
  • 壁:15%
  • 床:7%
  • 換気口:5%

つまり 窓対策さえ強化すれば節電が圧倒的に進む。

対策:

  • プチプチを貼る
  • 断熱カーテンを導入
  • サーキュレーターで空気を循環
  • カーテンを少し長めにする

たったこれだけで暖房温度を2〜3℃下げても寒くない家に。


■② “体を温める”ほうが節電効果が高い

家全体を暖めるより、身体を暖めるほうが省エネ。

おすすめ:

  • ダウンベスト(体幹を守ると全身が暖かい)
  • ネックウォーマー(体温が逃げるのは首)
  • 厚手靴下・ルームブーツ
  • ふくらはぎを温めるレッグウォーマー

防災視点:
避難所でも同じアイテムが命を守る。


■③ 電気毛布は“1時間1円”で最強の節電暖房

暖房の電気代が1時間30〜40円に対し、
電気毛布は 約1円

しかも、

  • 停電時もポータブル電源で使える
  • ひざ掛けとしても使える
  • 体幹を効率よく温められる

防災士的には「冬の必須アイテム」。


■④ エアコンは“つけっぱなし”の方が節電になる条件

冬は
✔ 外気が低い
✔ 立ち上がりの電力が大きい
ため、オンオフを繰り返すと消費電力が増える。

節電になる条件:

  • 室温16〜20℃
  • 扉を閉めて部屋を区切る
  • フィルター掃除をこまめにする

災害時に備えた“節電運転の習慣”が重要。


■⑤ 厚手カーテン+ラグの組み合わせは節電効果が絶大

床からの冷気は予想以上に体温を奪う。

対策:

  • ラグ・カーペットの追加
  • コルクマット
  • すき間風ストッパー
  • スリッパを厚手に変更

「足が冷える家」は暖房を強くしがち。
足元が暖かいだけで設定温度が下げられます。


■⑥ お風呂の“湯冷め対策”は電気代削減にも有効

入浴直後の湯冷めは体温低下と暖房依存を招く。

対策:

  • 入浴後すぐ靴下
  • ドライヤーで頭を完全に乾かす
  • 湯冷めしにくい入浴剤を使う

災害時、暖房が使えない環境にも備えた体調管理になります。


■⑦ こたつは“消費電力が少ないのに暖かい”最強暖房

こたつの電気代は1時間約2〜4円。

さらに節電するには:

  • こたつ布団を厚くする
  • 下に銀マットを敷く
  • 首元に毛布をかける

家族が1か所に集まるため暖房効率も上がり、防災にも良い文化。


■⑧ 冬の節電は“停電した時の疑似訓練”になる

節電に取り組むと
✔ 電気への依存度が下がる
✔ 暖房なしでも過ごせる知識が身につく
✔ 災害時の行動が想像できる
✔ 家族で備えの話がしやすくなる

結果として 家庭の防災力が爆上がり します。


■まとめ|節電は“冬の災害を乗り切る力”になる

冬の節電は単なる節約ではなく、

結論:
節電=停電に強い家族づくりである。

被災地で何度も目にしたのは、
「暖房が使えなくても工夫できる家庭が強い」という事実。

防災士として断言します。
冬の節電習慣は、あなたの家族の命を守る大切な備えです。

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