【防災士が解説】防災×寒波・降雪|震度5強のあとに本当に警戒すべき「二次災害」

2026年1月6日、鳥取県・島根県で最大震度5強を観測する地震が相次いで発生しました。
強い揺れが短時間に続いたことで、地盤や建物には目に見えないダメージが残っている可能性があります。

さらに今回は、寒気の流入と降雪が重なる見通しです。
地震の直後こそ、「揺れが収まったあと」に起きやすい二次災害への備えが重要になります。


■① 短時間で続いた地震は「余震リスク」が高い

今回の地震は、

・午前10時18分ごろに最大震度5強
・約10分後に再び強い揺れ

と、短時間で繰り返し発生しました。

このような地震の特徴として、

・今後も余震が続く可能性
・建物や斜面の耐力低下

が挙げられます。

揺れが一旦落ち着いても、「安全になった」と判断するのは早計です。


■② 寒気と降雪が重なると何が起きるのか

山陰地方では今後、

・断続的な雪
・強い寒気の流入
・風の強まり

が予想されています。

地震後の降雪は、通常よりもリスクが高まります。


■③ 地震後に注意すべき主な二次災害

今回、特に注意したいのは次の点です。

・地盤が緩んだ斜面での雪崩
・屋根や電線に積もった雪の落下
・ひび割れた建物への雪の荷重
・凍結路面での転倒・事故

新雪は軽く見えますが、短時間で積もると一気に危険性が高まります。


■④ 厳しい冷え込みが「別の危険」を生む

11日以降は、沿岸部でも最低気温が0度以下になる日が続く見込みです。

この寒さは、

・避難生活中の低体温
・暖房器具の転倒・火災
・配管の凍結・破損

といった新たなリスクを生みます。

特に、余震で物が不安定になっている室内では、ストーブやヒーターの扱いに注意が必要です。


■⑤ 今すぐできる現実的な対策

難しいことをする必要はありません。
今すぐ確認してほしいポイントは次の通りです。

・屋根や塀、斜面に近づかない
・夜間は必ず足元灯や懐中電灯を準備
・暖房器具の周囲を整理する
・外出時は滑りにくい靴を選ぶ
・余震を想定し、寝る場所の安全を確保する

「動かない防災」も、立派な選択です。


■⑥ 地震は終わっていない、形を変えて続く

地震の被害は、揺れた瞬間だけで終わりません
寒さ、雪、余震が重なることで、リスクは時間差で表面化します。

とくに今回のように冬場の地震では、

・初動より数日後
・夜間や悪天候時

に事故が起きやすくなります。


■⑦ まとめ|今週は「無理をしない判断」が命を守る

今回の地震後、山陰地方では、

・余震
・降雪
・厳しい冷え込み

という三重のリスクが重なります。

大切なのは、
「大丈夫そうだから動く」ではなく、「何も起きないように動かない」判断です。

安全を最優先に、
できるだけ静かに、確実に、災害をやり過ごしてください。

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