春は一見「災害が少ない季節」に見えますが、実は体調を崩しやすく、気温差・花粉・環境変化によるストレスで、災害時のリスクが高まる季節でもあります。
被災地支援の中でも、春は“食べやすい・胃に優しい・水分を摂りやすい”備蓄が重要だと痛感してきました。
今回は、春に最適なローリングストック備蓄食を防災士の視点でまとめます。
■① 春は“体調を崩しやすい季節用の食”が必要
春は寒暖差が大きく、自律神経が乱れやすい季節。避難生活では体調不良が起きやすくなります。
おすすめストック:
- お粥(パウチ)
- 柔らかい雑炊
- にゅうめん(フリーズドライ)
- 胃に優しいスープ類
体調が悪いときでも食べやすく、回復につながります。
■② 花粉症対策として“喉に優しい食品”を
春の避難所では、花粉症の人が喉の違和感や咳で苦しむケースが多いです。
備えておきたいもの:
- のど飴
- はちみつ系ドリンクパウダー
- とろみスープ
- 常温で飲める麦茶
喉のケアができると、ストレスも大幅に軽減されます。
■③ 水分補給しやすい“飲みやすい飲料”が重要
春は意外と脱水が起きやすい季節です。
おすすめ:
- 経口補水液のパウダー
- 常温でも飲みやすいスポーツドリンク
- カフェインレス麦茶
甘すぎない飲料は子どもも飲みやすく、避難生活にも向いています。
■④ 春の不安定なメンタルに“やさしい味”が効く
新生活や気温差による不調で、避難下ではストレスが増幅します。
そんな時に役立つのが、
- コーンスープ
- たまごスープ
- クリーム系スープ
- 柔らかい煮物パウチ
“やさしい味”は心の安定につながります。
■⑤ 春は“腐りやすい季節”でもあるため長期保存食が必須
春は温度が上がり始め、食材が傷みやすくなります。
そこで向いているのが長期保存パウチ食品:
- カレー(常温で食べられるタイプ)
- 親子丼・牛丼の素
- 豆の煮物
- さば味噌パウチ
火を使わずに食べられるものは特に大切です。
■⑥ 子ども向け“春に食べやすい備蓄”
春は子どもの体調が崩れやすい季節。
- ゼリー飲料
- フルーツ缶(みかん・白桃)
- スティックパン
- コーンスープ
花粉症で喉が痛くても食べやすい食品が安心を支えます。
■⑦ 春は“甘い物”が疲労回復に効く
冬ほどの寒さはないものの、気温差で疲労が溜まりやすい春。
備えておきたいもの:
- チョコレート
- もち菓子
- カステラ
- バナナチップ
糖分は素早くエネルギーになるため、避難生活には必須です。
■⑧ 春のローリングストックは“身軽に持ち出せる食品”を
春は避難が夜間・早朝に起きやすく、気温差も激しいため即食できる食品が重要です。
置き場所の例:
- 【玄関】ゼリー飲料・経口補水液
- 【寝室】スティックパン・飴
- 【車内】スポドリ粉末・ナッツ
分散備蓄が命を守ります。
■まとめ|春は“体調不良に対応できる食”が最重要
春のローリングストックは、冬とはまったく方向性が違います。
ポイントは3つ:
- 胃に優しい・喉に優しい“やさしい食品”
- 水分補給をしやすい飲料ストック
- 子どもが食べやすい食品の確保
結論:
春は体調不良・花粉症・脱水が起きやすく、備蓄食の質が家族の安全を左右します。 防災士として、季節ごとのストック切り替えを強く推奨します。

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