春の防災で見落とされがちなのが花粉症です。命に直結しないと思われがちですが、実際の被災現場では、花粉症の症状が判断力・行動力・体力を確実に削ります。防災×春は、体調トラブルが初動を遅らせる現実から目を背けてはいけません。
■① 花粉症は「集中力」を奪う
くしゃみ、鼻水、目のかゆみは、思考を分断します。注意力が散漫になることで、危険察知や状況判断が遅れやすくなります。
■② 薬の副作用が判断を鈍らせる
眠気やだるさを伴う抗ヒスタミン薬は、災害時の判断ミスにつながることがあります。春は薬の影響を自覚しにくい季節です。
■③ 屋外行動を無意識に避ける
花粉を避けたい心理から、換気や外への避難をためらう行動が起きます。結果として、逃げ遅れや危険エリアへの滞留が生まれます。
■④ マスクが「安心」を生みすぎる
花粉対策のマスクが、煙や粉じんへの耐性を過信させることがあります。春はマスク着用が常態化している分、誤解が生まれやすくなります。
■⑤ 目の症状が情報取得を妨げる
目のかゆみや充血は、スマホや掲示物の確認を億劫にします。視覚情報に頼る災害時ほど、この影響は大きくなります。
■⑥ 睡眠の質が落ちて疲労が蓄積する
鼻詰まりや目の不快感で眠りが浅くなり、疲労が抜けません。春は気づかないうちに体力が落ちていきます。
■⑦ 「いつもの不調」が異変を隠す
頭重感やだるさが花粉症だと思い込み、脱水や体調悪化のサインを見逃すことがあります。症状の重なりが危険です。
■⑧ 花粉症対策も防災準備
薬の種類を把握する、非眠性の選択肢を知る、目薬や替えマスクを準備する。これらは春の防災行動です。
■まとめ|春の防災は体調管理から崩れる
花粉症は軽視されがちですが、初動の遅れを生む現実的なリスクです。春は「平時の不調」を前提に備える必要があります。
結論:
防災×春では、花粉症は「判断力を下げる隠れたリスク」です。
防災士として現場を見てきましたが、体調が万全でない人ほど初動が遅れがちでした。春の命綱は、備蓄だけでなく体調を整える準備にあります。

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