【防災士が解説】防災×正月⑥|正月のインフルエンザ対策は「災害時と同じ発想」で考える

正月は人の移動が増え、インフルエンザや感染症が一気に広がりやすい時期です。
被災地での避難生活を経験して強く感じたのは、感染症は「静かな災害」だということでした。

正月の感染対策は、
災害時の健康管理と同じ視点で考えると失敗しにくくなります。


■① 正月は「体調を崩しやすい条件」が重なる

正月は、

・生活リズムの乱れ
・睡眠不足
・暴飲暴食
・寒さ

が一気に重なります。

被災地でも、
寒さ+疲労+不規則な生活が続くと、
風邪やインフルエンザが一気に広がりました。

正月は平常時でも、
体調面では「軽い非常時」です。


■② インフルエンザは“避難所型感染”が起きやすい

初詣、親戚の集まり、帰省先など、
正月は人が密集する場面が増えます。

これは被災地の避難所と同じ構造です。

・換気不足
・人との距離が近い
・長時間の滞在

被災地では、
「1人の発症から一気に広がる」
というケースを何度も見ました。


■③ 「無理して行かない」も立派な防災

正月は、

・せっかくだから
・断りづらいから

という理由で無理をしがちです。

しかし被災地では、
無理をした人ほど体調を崩しやすい
という現実がありました。

正月の集まりも、
「今回は行かない」という判断は
命を守る防災行動です。


■④ 正月の基本感染対策はこれだけでいい

特別なことは不要です。

・外出後の手洗い
・マスクの着用
・室内の換気
・人混みを避ける

被災地の避難所でも、
この基本が守れた場所ほど感染が広がりませんでした。

「やりすぎない基本」が一番効きます。


■⑤ 体調不良時は「災害時と同じ行動」を

少しでも、

・だるい
・寒気がする
・喉が痛い

と感じたら、
無理に動かないこと。

被災地では、
「無理して動いた人ほど重症化」
する傾向がありました。

正月でも、
休む判断=防災判断です。


■⑥ 家族内感染を防ぐ意識を持つ

正月は家族が長時間同じ空間で過ごします。

・タオルの共用を避ける
・体調不良者は別室で休む
・食器の使い回しを減らす

被災地では、
家族内感染が一気に広がるケースが多く、
「最初の1人をどう守るか」が重要でした。


■⑦ 正月の健康管理は「無事に日常へ戻るため」

正月はイベントではなく、
次の日常へつなぐ通過点です。

被災地で学んだのは、
「体調を崩さないことが一番の備え」
だということ。

無理をしない正月。
それが、家族全員を守る一番の防災です。

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