冬の大雪では、
一瞬で道路が麻痺し、
車が動けなくなることがあります。
立ち往生は「交通トラブル」ではなく、
命に直結する災害です。
万が一のとき、
何をすべきか、何を備えるべきかを
現場目線で解説します。
■① 立ち往生したら「車内待機」が基本
外は、
低体温症のリスクが極めて高い環境です。
特別な理由がない限り、
無理に車外へ出ず、
車内を避難場所として使うのが基本です。
特に夜間や吹雪では、
方向感覚を失い命の危険が高まります。
■② 一酸化炭素中毒が最大のリスク
暖を取ろうとして、
エンジンをかけ続けるのは危険です。
マフラー周辺に雪が積もると、
排気ガスが車内へ逆流します。
JAFの検証では、
わずか数分で
危険濃度に達することが確認されています。
■③ 立ち往生中に必ず行う安全行動
・マフラー周辺の除雪を定期的に行う
・内気循環を使わず外気導入にする
・定期的に換気を行う
・ドア周辺を除雪し開閉確認
・車全体が埋まったらエンジン停止
異変を感じたら、
迷わず救援を要請します。
■④ 連絡先は事前に把握しておく
立ち往生時は、
早めの連絡が命を守ります。
・JAFロードサービス:0570-00-8139 / #8319
・道路緊急ダイヤル:#9910
位置・人数・状況を
簡潔に伝えることが重要です。
■⑤ 車に常備すべき必須アイテム
立ち往生は「時間との戦い」です。
最低限、以下は積んでおきましょう。
・除雪用スコップ
・防寒手袋
・懐中電灯
・非常食・飲料
・携帯トイレ
・毛布または寝袋
・使い捨てカイロ
・モバイルバッテリー
■⑥ 防寒対策が生死を分ける
エンジン停止後、
車内温度は急激に下がります。
JAFの実験では、
何も対策しない場合、
数時間で限界に達しました。
一方、
・寝袋
・毛布+カイロ
は一晩耐えられる結果が出ています。
■⑦ ポータブル電源は「命の余裕」
可能であれば、
ポータブル電源は非常に有効です。
・電気毛布
・スマホ充電
・お湯の確保
500Whでも助けになり、
1000Whあれば安心度が大きく上がります。
■⑧ EVは「残量管理」が生存戦略
EVは走らなくても、
ヒーターで電力を消費します。
JAFの検証では、
氷点下環境で
ヒーター使用時は約10時間で残量10%。
救助後の移動を考え、
早めの省電力判断が必要です。
■⑨ まとめ
大雪による立ち往生は、
誰にでも起こります。
・車内待機を基本にする
・一酸化炭素中毒を防ぐ
・防寒装備を積む
・連絡手段を確保する
・EVは残量を守る
「備えていたかどうか」で
結果は大きく変わります。
冬のドライブ前に、
必ず車内装備を見直しておきましょう。

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