◆はじめに
大地震が起きたとき、家族が同じ場所にいるとは限りません。
だからこそ、共通ルールを決めておくこと が命を守る第一歩です。
元消防職員・防災士として、現場で実際に「助かった家庭」が
事前に決めていた 初動ルール5つ をまとめました。
① 揺れたら“まず頭を守る”を共通ルールに
これだけで、家族の生存率は一気に上がります。
全員が共通して行う動き
- テーブルの下へ
- 近くのバッグやクッションで頭を保護
- 揺れが収まるまで動かない
家族全員にとって、最初の行動を統一することが最重要。
② 揺れが止まったら“出口確保”
ドアがゆがんで閉じ込められるケースは非常に多い。
家族ルール例
- 「◯◯がドアを開ける係」
- 「子どもは母親の近くに集まる」
- 「余裕がある人が火元を確認する」
役割を決めておくと、混乱が最小限で済みます。
③ 連絡手段は“短文・回数少なく”で統一
災害時、電話はほぼつながりません。
同じ家族でも 連絡の仕方 を決めておかないと安否確認に時間がかかります。
使うツール(例)
- 災害用伝言板
- 災害用伝言ダイヤル(171)
- LINEの短文メッセージ
共通の定型文(10秒以内)
「地震。無事。家OK。あなたは?」
④ 避難判断は“迷ったら避難”で統一
正常バイアス(大丈夫だろう)が家族間で起きると危険です。
判断基準を家族で統一する
- 建物に大きな亀裂 → 避難
- ガス臭・火災 → 避難
- 津波警報 → 高台へ直行
- 不安が1つでもある → 避難
「大げさすぎるかな?」は禁物。
家族で“迷ったら避難”を合言葉に。
⑤ 集合場所を2カ所決めておく
家族がバラバラの場所にいる可能性を考えると
集合場所の設定 は必須です。
おすすめの2段階設定
- 一次集合場所:自宅前・自宅の駐車場
- 二次集合場所:近くの公園・小学校・神社
※二次集合場所は、地図で共有しておくと効果抜群。
◆まとめ
家族全員が同じ行動を“反射的に”できることが、
大災害から命を守る最大のポイントです。
家族で決めるべき5つのルール
- 揺れたらまず頭を守る
- 揺れが止まったら出口確保
- 連絡は短文・回数少なく
- 判断は「迷ったら避難」
- 集合場所を2カ所決めておく
これらを紙に書いて貼っておくだけで、
地震への対応力が家族全体で一気に上がります。

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