◆はじめに
大きな地震が発生したあとの 1時間 は、最も二次災害が発生しやすい時間帯です。
この1時間の行動次第で、被害が大きく変わります。
元消防職員・防災士として、現場で実際に「事故につながった行動」を
絶対に避けてほしい“危険行動5つ”としてまとめました。
① 家の中を長時間歩き回る
地震直後の室内は、割れたガラス・落下物で危険がいっぱい。
なぜ危険?
- 余震でさらに家具が倒れる
- 暗いと破片に気づかず負傷
- 転倒→骨折→避難不能の流れが多い
対策:必要な動きだけにとどめる。
② 車で避難しようとする
地震後の1時間は、道路が最も混雑し、かつ危険です。
危険ポイント
- 信号停止→交差点がカオス状態
- 倒木・落下物で進めない
- 液状化で車が動かなくなる
- 緊急車両が通れなくなる
原則:徒歩避難が最も安全。
③ SNSのデマを信じる
地震後は“未確認情報”が一気に広がります。
被害事例
- 「津波がくる!」のデマで道路が大渋滞
- 「川が決壊した!」という嘘情報で避難が混乱
- 誤った避難所情報で迷子・合流不可
情報は 気象庁・自治体・消防 の公式だけを見るのが鉄則。
④ 火を使う
停電が起きている状況で火を使うと、火災の原因になります。
危険性
- ガス漏れ→引火
- 落下物で火が倒れる
- 暗闇で火を扱うと事故が多発
ろうそくは絶対に使わない。
照明はランタン・懐中電灯で。
⑤ 被害状況を見に外へ出る
好奇心で家の周りを見に行くのは本当に危険。
外の危険ポイント
- 落下物(瓦・ガラス・看板)
- ブロック塀の倒壊
- 余震で屋根瓦が落下
- 電線がむき出し
外に出るのは
「避難するとき」と「火事などの危険があるとき」だけ。
◆まとめ:やってはいけない行動5つ
- 室内を歩き回る
- 車で避難
- SNSのデマに惑わされる
- 火を使う
- 被害を見に外に出る
特に、地震発生後の1時間は「余震」「停電」「混乱」の三重苦。
余計な行動をせず、身の安全に集中することが命を守ります。

コメント