【元消防職員が解説】消防学校初任科で一発アウトは結索とホースを雑に扱うこと

消防学校初任科では、ロープ結索やホース延長で苦戦する学生が多くいます。

大切なのは、速く見せることではなく、確実に結び、確実に伸ばし、安全に扱うことです。

■①結索は「形」より確実性が大切

ロープ結索は、見た目だけ整っていても意味がありません。

ほどけないか、目的に合っているか、荷重がかかったときに安全かを意識する必要があります。

最初は速さより、正しい手順を体で覚えることが大切です。

■②毎回同じ手順で結ぶ

結索が苦手な学生ほど、その場の感覚で結ぼうとします。

手順を毎回変えると、焦ったときに分からなくなります。

ロープの持ち方、通す向き、締める場所、確認する場所を固定して反復することが上達の近道です。

■③ホース延長は周囲確認が先

ホース延長では、速く伸ばすことだけに意識が向きがちです。

しかし、足元、周囲の人、ホースのねじれ、結合部、障害物を確認しないと、転倒や接触につながります。

速さより先に、安全に伸ばせる状態を作ることが大切です。

■④被災地でも資機材を丁寧に扱う力は重要だった

被災地派遣やLO活動では、資機材、資料、通信手段、移動経路などを確実に扱う力が求められました。

慌てて雑に扱うと、確認漏れや二度手間が増えます。

初任科のロープやホース訓練は、道具を確実に扱う現場力にもつながります。

■⑤できない部分だけを短く反復する

結索やホース延長は、最初から全体を何度も通すより、苦手な部分を短く切って反復する方が上達します。

結び始め、締め方、ねじれ確認、結合確認など、つまずく場所を一つずつ直します。

同じミスを減らすことが、最終的な速さにつながります。

■まとめ|ロープとホースは速さより確実性

結論:消防学校初任科では、ロープ結索やホース延長を雑に扱わず、毎回同じ手順で確認し、安全に確実に反復することが大切です。

元消防職員として見ると、資機材を丁寧に扱える学生は、配属後も訓練や現場活動で安全に動ける可能性が高くなります。

出典:消防庁「消防学校の教育訓練の基準」

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