【防災士が解説】防災×引っ越し|交通機関で決まる「災害時に帰れる家・帰れない家」

引っ越し先を選ぶとき、
・駅が近い
・路線が便利
・通勤が楽

こうした「平時の利便性」だけで判断していませんか。
しかし防災の視点では、交通機関の強さ=生存率と生活継続力に直結します。


■① 災害時、交通機関は真っ先に止まる

地震・台風・大雨では、
・鉄道
・バス
・高速道路

即時停止または長時間運休が起こります。

特に都市部では、
「帰宅困難者」が一気に発生します。


■② 「駅近=安全」ではない理由

駅が近いこと自体は悪くありません。
問題は、
・路線が1本しかない
・代替ルートがない

というケースです。

一本止まれば、
・出勤できない
・帰宅できない
・家族に会えない

という状況が簡単に起こります。


■③ 交通結節点ほどリスクが集中する

大きな駅・ターミナル周辺は便利ですが、
災害時は、
・人が集中
・情報が錯綜
・身動きが取れない

「安全に動けない場所」になりがちです。


■④ 徒歩で帰れる距離かが重要

防災士として最も重視する視点は、
徒歩で帰れるかどうかです。

・職場から自宅まで何kmか
・高低差はどうか
・橋や踏切を通らず行けるか

徒歩圏かどうかは、
災害時の安心感が大きく違います。


■⑤ バス依存エリアの落とし穴

バスは、
・運転手不足
・道路寸断
・渋滞

に非常に弱い交通手段です。

平時は便利でも、
災害時は真っ先に機能不全に陥ります。


■⑥ 車移動前提の地域は要注意

車があれば安心、と思われがちですが、
災害時は、
・ガソリン不足
・渋滞
・通行止め

で、車が動かないことが普通です。

特に橋・トンネル依存はリスクが高くなります。


■⑦ 引っ越し前に必ず確認すべき交通視点

交通機関で確認すべきポイントは、

・複数路線が使えるか
・徒歩移動の現実性
・主要道路の位置
・橋や川を越える必要があるか

「止まった前提」で考えることが大切です。


■⑧ 災害時の情報入手手段も交通の一部

交通情報が、
・どこから入るか
・自治体が発信しているか
・SNSだけに頼っていないか

も重要です。

情報がなければ、動けません。


■⑨ 引っ越しは「帰宅困難」を防ぐ選択

防災の観点で見ると、
引っ越しは、
・避難計画
・帰宅計画
・家族再会計画

を一気に整えられるタイミングです。


■まとめ|動けない前提で選ぶのが防災

災害時、
・電車は止まる
・道路は詰まる
・人は動けない

だからこそ、
動かなくても生きられる場所かが重要です。

交通機関の便利さだけでなく、
「止まったときどうなるか」を考える。

それが、防災視点の引っ越しです。

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