【防災士が解説】避難所での「長期滞在」による心身への影響と対策

災害時、避難所生活が数日から数週間に及ぶことがあります。防災士として現場で見てきた、長期滞在による疲労とストレスの実態とその対応策を紹介します。


避難の判断は、自宅周辺のリスクを事前に把握しておくと迷いにくくなります。住んでいる地域の危険箇所を地図で確認したい場合は、地域のハザード情報を地図で確認することができます。

■① 身体的疲労の蓄積

長期間の避難所生活では、座る・立つ・寝る場所が限られ、同じ姿勢が続くことで身体の疲労が蓄積します。適度にストレッチや軽い運動を取り入れ、休息スペースを工夫することが重要です。


■② 栄養不足・水分不足

支給される食事や水だけでは、十分な栄養・水分補給ができない場合があります。非常食の補充や飲料水の確保、子どもや高齢者向けの栄養補助も必要です。


■③ 精神的ストレスの増大

閉鎖空間、他者との共同生活、情報不足による不安が心理的ストレスを増加させます。避難者同士のコミュニケーションや、スタッフによる声かけ・相談窓口が心の負担を軽減します。


■④ 睡眠不足

騒音、照明、周囲の環境で睡眠の質が低下し、疲労回復が妨げられます。耳栓・アイマスクの活用や、就寝前のリラックス環境作りが有効です。


■⑤ 高齢者や子どもの特別対応

高齢者は寒さや段差で疲労が蓄積しやすく、子どもは退屈や不安で精神的疲労が増します。毛布や暖房、遊び道具を用意して快適性を向上させましょう。


■⑥ 避難所運営者の疲労対策

スタッフも連日の運営で疲弊します。交代制や休憩、心理的ケアを組み込み、持続可能な運営体制を確保することが必要です。


■まとめ|長期避難でも疲れに負けない

避難所生活では、身体・心・栄養・睡眠・環境の全てに配慮し、事前準備と小さな工夫で疲労とストレスを軽減することが命を守る鍵です。防災士の経験からも、避難服や自律型避難の意識を持つことで、長期滞在でも健康を維持しやすくなります。

🛏 避難時の睡眠環境

床での生活が続くと、腰痛・体調悪化・睡眠不足につながります。特に高齢者・持病のある方には早めの対策が重要です。

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