引っ越しは、新生活への期待が膨らむ一方で、
防災の視点が抜け落ちやすいタイミングでもあります。
・敷金
・礼金
・仲介手数料
・引っ越し代
・家具・家電の買い替え
これらの初期費用に全力を注ぎすぎると、
防災資金がゼロになるという、非常に危険な状態に陥ります。
■① 引っ越し直後は「最も無防備」
防災現場で強く感じるのは、
引っ越し直後の世帯が最も被災に弱いという事実です。
・貯金が減っている
・防災備蓄が揃っていない
・土地勘がない
・近隣との関係が未構築
ここで災害が起きると、選択肢は一気に狭まります。
■② 初期費用をかけすぎるリスク
よくある失敗が、
・「せっかくなら良い物件に」
・「どうせなら設備が充実した家に」
と考え、初期費用を限界まで使ってしまうことです。
その結果、
・防災グッズが後回し
・修理費を出せない
・数万円の出費で生活が不安定
これは立派な防災リスクです。
■③ 防災士が考える「防災資金」
防災資金とは、
・被災後すぐに使える現金
・生活を立て直すための余力
のことです。
目安としては、
最低でも生活費1〜2か月分を
引っ越し後に必ず残すことをおすすめします。
■④ 家賃+初期費用はセットで考える
家賃が安くても、
・敷金礼金が高い
・更新費用が重い
物件もあります。
逆に、
・家賃は少し高めでも
・初期費用が軽い
物件もあります。
防災的に重要なのは「残るお金」です。
■⑤ 引っ越しで優先すべき防災視点
引っ越し時に優先したいのは、
・初期費用が抑えられる
・毎月の固定費が低い
・災害後も支払いが続けられる
「住める」より
「被災後も耐えられる」を基準にしてください。
■⑥ 防災備蓄は「引っ越し後すぐ」
引っ越し後は忙しく、
「落ち着いたら防災準備を…」
となりがちです。
しかし災害は待ってくれません。
・水
・簡易食
・充電手段
最低限だけでも、最初の1週間で必ず準備してください。
■⑦ 防災は家計管理そのもの
防災とは、
・モノの備え
・知識の備え
だけではありません。
お金を残す力も、立派な防災です。
引っ越しで余力を失うことは、
自ら防災力を下げているのと同じです。
■まとめ|引っ越しは「防災設計」の第一歩
引っ越しは人生の節目であり、
同時に防災力を高める最大のチャンスです。
・初期費用を抑える
・防災資金を残す
・在宅避難を意識する
この視点を持つだけで、
あなたと家族の災害耐性は大きく変わります。
住まい選びは、
未来の被災後を想像することから始まります。

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