【防災士が解説】防災×春|「安心する季節」が一番油断を生む

春は、防災意識が最も下がる季節です。
寒さが和らぎ、天候も安定し、「もう大丈夫」と感じやすくなります。

しかし現場では、
春こそ被害が拡大する災害が多いことを何度も経験してきました。


■① 春の災害が見落とされやすい理由

春は「危険が見えにくい」季節です。

・雪解けによる土砂災害
・春雨前線による長雨
・突風・竜巻
・寒暖差による体調悪化

大きな警報が出にくく、
「まさかこの時期に」という油断が起きやすいのが特徴です。


■② 雪解け災害は春が本番

豪雪地帯では、
本当の危険は春に訪れます。

・地盤が緩む
・斜面が崩れる
・河川が急増水する

過去の現場でも、
「冬を越したから安心」と思った矢先に
土砂災害が発生したケースがありました。


■③ 春は生活環境が大きく変わる

春は災害リスクに加え、
生活環境も大きく変わります。

・進学
・就職
・転勤
・引っ越し

住む場所が変わることで、
ハザードマップを確認していない人が非常に多い。

これは防災上、大きな弱点です。


■④ 防災士として見てきた春の失敗

現場で多かったのは、
この一言です。

「ここが危険だとは知らなかった」

春は人の入れ替わりが多く、
地域の危険情報が共有されにくい。

結果として、
避難が遅れやすくなります。


■⑤ 春に必ずやるべき防災行動

春にやるべきことはシンプルです。

・ハザードマップを確認する
・避難所と避難経路を把握する
・近所の地形を歩いて見る

これだけで、
春の災害リスクは大きく下げられます。


■⑥ 春こそ自律型避難の出番

春の災害は、
行政の避難情報が遅れることもあります。

だからこそ必要なのが、
自律型避難です。

・危険を感じたら早めに動く
・周囲に流されない
・自分で判断する

春はその練習に最適な季節です。


■まとめ|春は「始まり」と同時に「油断の季節」

春は希望の季節ですが、
防災の視点では油断の季節でもあります。

環境が変わる今こそ、
防災を生活に組み込むチャンスです。

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