災害は日本だけの問題ではありません。
地震、洪水、干ばつ、山火事、ハリケーン。
世界各地で、災害は日常的に発生しています。
しかし、防災の現場に立つと分かるのは、
日本と世界では、災害の性質も、備え方も大きく違うという事実です。
■① 世界の災害は「地域特化型」が多い
世界の多くの国では、
・地震が少ない
・台風が来ない
・豪雨が限定的
など、
災害の種類が比較的絞られています。
そのため、防災も「特定災害に特化」した設計が可能です。
■② 日本は「多災種・高頻度」という特殊環境
日本の特徴は、
・地震
・津波
・台風
・豪雨
・豪雪
・火山
が、同じ国土で繰り返し起きる点です。
世界的に見ても、極めて珍しい条件です。
■③ 防災士から見た世界と日本の決定的な違い
現場で強く感じる違いは、
・海外は「来たら逃げる」
・日本は「いつ来るか分からない」
という点です。
日本では、常に警戒しながら生活する必要があります。
■④ 世界の防災は「イベント対応」、日本は「生活設計」
世界の防災は、
・災害が来たら動く
・終わったら元に戻る
というイベント型が多いのに対し、
日本では、
・災害前提で生活する
・繰り返しに耐える
生活設計型の防災が必要になります。
■⑤ 行政が言いにくい本音
世界的に見ても、日本の行政支援は手厚い部類です。
それでも、
・同時多発
・広域被害
・長期化
が重なると、限界があります。
本音では、
「日本では公助だけでは守れない」と分かっています。
■⑥ 自律型防災が日本で不可欠な理由
世界の多くの国では、
・避難判断が単純
・行動パターンが固定
ですが、日本では、
・災害の種類で行動が変わる
・地域で対応が違う
ため、
自分で考えて動く力が不可欠です。
■⑦ 防災視点で見る「日本向きの備え方」
日本で通用する防災は、
・一つの正解を求めない
・軽く、柔軟に動ける
・何度も使える設計
世界の成功事例を、そのまま持ち込むと失敗します。
■⑧ 日本の防災は「世界基準+日本仕様」
日本の防災は、
・世界の知見を参考にしつつ
・日本の現実に合わせて調整する
必要があります。
真似るのではなく、組み替えることが重要です。
■まとめ|日本の防災は世界と同じでは通用しない
災害は世界共通の課題です。
しかし、日本の災害環境は世界でも特殊です。
結論:
防災の観点では、日本は「世界標準の防災」をそのまま使うのではなく、「多災種・高頻度」を前提にした日本仕様の生活設計が必要である。
防災士として現場を見てきた中で、
海外事例に振り回されず、日本の現実に合わせて身軽に備えていた人ほど、被害を小さく抑え、再建も早く進んでいました。
防災に万能解はなく、日本には日本の答えがあります。

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