【防災士が解説】防災×新型コロナ対策|安全に備える次亜塩素酸水の選び方


■① 次亜塩素酸水の役割と背景

新型コロナウイルス対策で注目された次亜塩素酸水は、電気分解型生成器や薬剤を利用して消毒液として活用されます。
従来の漂白剤に使われる「次亜塩素酸ナトリウム」は安価で広範囲の除菌が可能ですが、取り扱いに注意が必要です。

  • 強アルカリ性のため皮膚や目に触れると危険
  • 化学反応で素材を傷めやすい
  • 除菌後に水でのすすぎなど手間がかかる

このため、扱いやすく安全な次亜塩素酸水への需要が高まっています。


■■② 次亜塩素酸水の有効性

2020年5月、NITE(製品評価技術基盤機構)が中間報告として「現時点では有効性は確認されていない」と発表しました。
ただし、大学ごとの検証にばらつきがあり、有効塩素濃度50ppm以下での検証だったため、濃度を高めて再検討中です。


■③ 電気分解以外で生成される次亜塩素酸水

  • 電解以外の生成法でも、有効塩素濃度とpHが同等であれば消毒効果は同等とみなせる
  • ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを主成分とした顆粒や錠剤で作る次亜塩素酸水が安全で扱いやすい

推奨製品例

  • ジアテクターP 次亜塩素酸水 生成パウダー 120g
    希釈濃度1000ppmで約70Lの消毒液を作成可能。家庭用プール・超音波加湿器にも対応。
    安価で長期備蓄向き(2000~3000円程度)。

■④ 市販の液体次亜塩素酸水について

  • 少量で高価、コスパが悪い
  • 海外製の不明メーカー商品が多く品質に不安
  • 保存条件によって自然分解が進む場合がある

そのため、安定性やコスパを重視するなら固体タイプ(顆粒や錠剤)がおすすめです。


■⑤ 電気分解型生成器について

  • 高品質な国産製品であれば酸性次亜塩素酸水を生成可能
  • ただし、価格は数十万円規模
  • pH6.5以下で生成することで次亜塩素酸水として利用可能

注意点:自作電気分解装置は危険。火災や有毒ガスの発生リスクが高く、一般家庭での使用は推奨されません。


■⑥ 安全かつ安価に次亜塩素酸水を用意する方法

  • 固体タイプのジクロロイソシアヌル酸ナトリウム顆粒を利用して、水で希釈して消毒液を作成
  • 希釈濃度を目的に応じて調整可能
  • 長期備蓄や大量消毒に向いており、家庭用として取り扱いやすい

■⑦ まとめ

  • 従来の次亜塩素酸ナトリウムは危険や手間があるため、安全性の高い次亜塩素酸水が注目
  • 電解法以外で生成された固体タイプ(顆粒や錠剤)が家庭での備蓄に向いている
  • 液体や自作電解装置は品質・安全性に不安があるため注意
  • 災害時や新型コロナ対策での消毒液として、安価・安全・長期備蓄を考慮して選ぶことが重要

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