【防災士が解説】防災×正月行動③|「いつも通り」をやらない正月が一番安全

正月は、
日常を崩すイベントです。

防災の観点では、
「いつも通り」が通用しない期間でもあります。


■① 正月は“体の条件”が違う

正月は、無意識のうちに条件が悪化します。

・生活リズムが乱れる
・睡眠不足
・食べ過ぎ・飲み過ぎ
・運動量の低下

この状態で、
普段と同じ行動をすると事故が起きます。


■② 「いつもやってるから」は危険ワード

正月に多い事故の共通点はこれです。

・いつもやっている
・去年は大丈夫だった
・今までも平気だった

防災では、
前例は安全の根拠になりません。


■③ 正月は“判断力が落ちる”

正月は気が緩みます。

・判断が遅れる
・無理をしやすい
・危険を軽く見る

これは性格ではなく、
環境の問題です。

だからこそ、
判断を減らす行動が大切になります。


■④ 判断を減らす正月ルール

おすすめは、事前に決めておくこと。

・餅は食べない
・風呂は短時間
・外出は最小限

迷わない=事故を減らす
これが防災の基本です。


■⑤ 正月は「頑張らない日」

正月に頑張る必要はありません。

・無理しない
・合わせない
・断っていい

「今日はやめておく」
それだけで命が守られる場面があります。


■⑥ 家族に伝える一言

家族には、これだけ伝えれば十分です。

「正月は事故が多いから、
今年は無理しないでいこう」

防災は、
空気を作ることでもあります。


■⑦ 正月の合格ラインは“無事”

正月に必要なのは、

・充実
・満足
・完璧

ではありません。

何も起きずに終わること。

それが、
最高の正月防災です。

日常の防災対策はローリングストックから始められます。食料・日用品の備蓄方法や必要なグッズを確認したい場合は、日常備蓄とローリングストックの方法を確認することができます。

🎒 防災リュックについて

既製品か自作かは「揃える時間」で判断します。急ぎの場合は既製品で対応し、内容を家族構成に合わせて調整してください。

📌 こんな時に困る:揺れ直後の避難・台風時の早期避難・夜間停電下の避難

1品ずつ買い集めると未完成のまま被災します。最初の1セットは中身が監修・選定済みの完成品から始めるのが現実的です。

  • 必要量の目安:家族人数分(1人1個)。子ども・高齢者には軽量モデルを追加。
  • ありがちな失敗:①リュックだけ買って中身が空 ②玄関ではなく2階押入れで取り出せない ③重すぎて持って逃げられない
  • 選び方:30点以上の監修済みセット/家族構成に合わせて子ども用・高齢者用を追加/玄関と寝室の枕元に常時配置

🛡 防災士・元消防職員として、現場で本当に必要だったのはこれ

最初の1セットは中身が選定済みの完成品が現実的。1品ずつ買い集めると未完成のまま被災します。

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+ あわせて見直したい備え

防災用品の専門店で“過不足なく”そろえる

ホームセンターで1品ずつ買うと、結局そろわないまま被災します。防災専門店の監修セットなら、家族人数・住居タイプに合わせて抜け漏れなく一度にそろえられます。

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⚠ 既製品は内容物を確認し、不要なものを外して不足分を追加することで最適なセットになります。

📱 スマホ充電の確保

スマホが使えなくなると、避難情報・家族連絡・地図確認ができなくなります。大容量モバイルバッテリーを1つ備えておくだけで安心感が大きく変わります。

📌 こんな時に困る:停電・台風後の数日・在宅避難・夏冬の冷暖房

消防職員として夏の熱中症搬送現場を多く経験しましたが、停電+猛暑の組み合わせは命に直結します。停電が3日続いた世帯では、冷蔵庫の食料廃棄・スマホ切れによる孤立・室温35℃超という三重苦が現実になります。

  • 必要量の目安:1家族で500〜1000Whクラスを1台(冷蔵庫+スマホ4台+扇風機を半日まかなえる規模)。
  • ありがちな失敗:①小型モバイルバッテリーで代用しスマホ1台分しか持たない ②満充電せず棚で保管→使う時0% ③コンセント形状を未確認で家電がつながらない
  • 選び方:700Wh前後/AC100V出力/LiFePO4(リン酸鉄)バッテリーで安全性高/太陽パネル併用で長期化

🛡 防災士・元消防職員として、現場で本当に必要だったのはこれ

消防職員として停電後の現場に多く出動しましたが、「ポータブル電源を持っていた家族」と「持っていなかった家族」では3日後の体力と判断力に明確な差がありました。700Wh以上を1台、家族への最高の備えです。

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