【防災士が解説】防災×正月⑨|年末年始の停電に備える 「起きてから考える」は遅い理由

年末年始は、
一年の中でも停電に弱い時期です。

・寒波や大雪
・地震
・設備トラブル
・人手不足

実際、被災地では
「正月に停電して一気に生活が崩れた」
というケースを何度も見てきました。


■① 年末年始は「停電が長引きやすい」

被災地で強く感じたのは、
年末年始は復旧が遅れやすいという現実です。

・業者がすぐ動けない
・道路事情が悪い
・応援体制が整うまで時間がかかる

「数時間で戻るだろう」という想定が、
そのまま一晩、二晩続いた例もありました。


■② 正月の停電で一番困るのは「暖が取れない」

冬の停電で真っ先に困るのは、
暖房が使えないことです。

被災地では、

・エアコン停止
・電気ストーブ使用不可
・こたつが使えない

という状況が重なり、
体調を崩す高齢者が目立ちました。

年末年始は特に
「寒さ対策」が最優先です。


■③ 停電時に役立ったのは「電気を使わない暖」

現場で本当に助けになったのは、

・毛布を重ねる
・ダウンや防寒着を着たまま過ごす
・カイロを体の中心に使う

という原始的な対策でした。

正月だからこそ、
「部屋着+1枚羽織る」準備が重要です。


■④ 年末年始の停電は「明かり不足」が不安を増やす

被災地では、
暗さが人の不安を一気に増幅させました。

・スマホのライトを使い続ける
・電池切れを恐れて情報が取れない

正月は家族が集まる分、
明かりが足りないと一気に混乱します。

・LEDライト
・ランタン
・懐中電灯

最低1部屋に1つが目安です。


■⑤ 冷蔵庫・冷凍庫は「開けない」が基本

停電時、
被災地で何度も伝えたのがこのルールです。

・冷蔵庫は極力開けない
・中身を一度で取り出す

年末年始は食材が多く、
開け閉めの回数が増えがちです。

「停電中は触らない」
この意識だけで食材ロスは防げます。


■⑥ 正月の停電で意外と困る「情報不足」

被災地では、

・テレビが見られない
・Wi-Fiが止まる

ことで、
正確な情報が入らない不安が広がりました。

・ラジオ
・スマホの省電力設定
・家族で情報を共有する役割分担

年末年始は、
情報源を1つ決めておくと安心です。


■⑦ 年末年始の停電準備は「今できること」が多い

正月の防災は、
大がかりな準備でなくて構いません。

・毛布を手の届く場所へ
・ライトの電池確認
・スマホの充電を意識する

被災地経験から言えるのは、
事前に考えていたかどうかで差が出るということです。


■⑧ 正月は「何もしない防災」がちょうどいい

年末年始は忙しく、
防災まで手が回らない人も多いでしょう。

それでも、

・寒さ対策
・明かり
・情報

この3つだけ意識すれば十分です。

正月の停電対策は、
「起きてから考える」ではなく
起きる前に想像することが何よりの備えになります。

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