【元消防職員が解説】防災×正月⑱|冬の豪雪と非常食 「食べられる」が命を守る

冬の豪雪は、
地震や台風と違いじわじわ生活を止める災害です。

被災地でも、
「食べ物はあるはずなのに食べられない」
そんな状況が何度も起きていました。


■① 豪雪は“外に出られない災害”

大雪の怖さは、

・道路が通れない
・除雪が追いつかない
・物流が止まる

結果として、
家に物があっても補給ができない状態になります。


■② 被災地で見た「非常食の勘違い」

現場で多かったのが、

・非常食はあるが冷たい
・硬くて食べられない
・調理が必要で使えない

特に高齢者や子どもは、
「食べられない非常食」=無意味でした。


■③ 冬の非常食で最優先すべき条件

冬の豪雪では、
次の条件が重要です。

・温めなくても食べられる
・硬すぎない
・水を大量に使わない

「冬用の視点」がない備蓄は危険です。


■④ 豪雪に強い非常食の考え方

おすすめは、

・レトルト粥
・やわらかいパン
・栄養補助ゼリー
・魚肉ソーセージ

被災地では、
「噛まなくていい食事」が最後に残りました。


■⑤ カップ麺は万能ではない

よくある誤解ですが、

・お湯が必要
・水が多く要る
・食後に体が冷える

豪雪+停電では、
カップ麺は使えない場面が多いです。


■⑥ 食事は「体力と判断力」を守る

被災地で強く感じたのは、

・食べられない → 動けない
・空腹 → 判断ミス

食事は嗜好品ではなく、
生きるための装備です。


■⑦ 正月は備蓄を見直す最高のタイミング

年末年始は、

・冷蔵庫を開ける
・家族がそろう
・時間が取れる

このタイミングで、
「冬に食べられるか?」を確認してください。


■⑧ 豪雪防災の本質は“無理をしない”

・外に出ない
・除雪を急がない
・食べられるものを選ぶ

豪雪時の非常食は、
我慢の象徴ではなく、命を守る道具です。

正月の備えは、
「冬に生き延びる準備」でもあります。

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