【元消防職員が解説】防災×三が日|家族の安全を守れるかを静かに確認する正月防災

三が日は、
家族が同じ場所・同じ時間を共有できる
数少ない期間です。

被災地で強く感じたのは、
「家族が一緒にいるかどうか」で
安心感がまったく違うという現実でした。

三が日は、
家族の安全を“想定だけで終わらせない”ための
絶好のタイミングです。


■① 家族が「今ここにいる」前提は崩れる

被災地では、

・家族が別々の場所にいた
・連絡が取れなかった
・集合場所を決めていなかった

というケースが非常に多くありました。

三が日は家族が集まりやすい反面、
「一緒にいられるのが当たり前」
という思い込みが生まれやすい時期でもあります。

その前提を、一度疑ってみることが大切です。


■② 連絡が取れない前提で話す

災害時、
一番多かった言葉はこれです。

「電話がつながると思っていた」

三が日に、

・電話がダメだったらどうするか
・LINEが使えなかったらどうするか
・誰が誰を迎えに行くのか

を一度だけでいいので話してください。

被災地では、
“決めていなかった家族”ほど混乱していました。


■③ 集合場所は「1つでいい」

被災地支援で感じたのは、

決めすぎた家庭ほど混乱する
という意外な事実です。

三が日に決めるなら、

・家の外で1か所
・分かりやすく
・理由を説明できる

この3つだけで十分です。

完璧より、覚えていることが重要です。


■④ 子どもが「自分で判断できるか」

被災地では、

・親を探して動けなくなる子
・不安で泣き続ける子

を多く見ました。

三が日は、

・困ったらどうする?
・どこに行けばいい?

と、子ども本人に聞いてみてください。

答えられないなら、
それが備えのサインです。


■⑤ 高齢者の「無理をさせない判断」

被災地では、

・避難を急がせすぎた
・我慢させてしまった

ことで体調を崩す高齢者も多くいました。

三が日は、

・寒さ
・移動距離
・トイレ

この3点を基準に、
「無理をしない選択」を家族で共有してください。


■⑥ 家族防災は「話した事実」が財産

被災地で助けになったのは、

高価な道具より
「話し合っていた記憶」でした。

三が日に、

・10分
・雑談の延長
・結論が曖昧でも

話したこと自体が、
いざという時の判断を助けます。


■⑦ 三が日は家族防災のスタート地点

防災は、
完璧を目指すものではありません。

家族で、

「もし今だったらどうする?」

と一度でも話せたなら、
それは立派な備えです。

三が日は、
家族の安全を静かに見直す
最高のスタート地点です。

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