地震のあと、「また揺れるのではないか」と考えて眠れなくなる人は少なくありません。被災地でも、夜になると不安が強まり、睡眠不足が続いて体調を崩す人を多く見てきました。地震が怖くて眠れない夜に、無理なく不安を下げるための現実的な対処を整理します。
■① 眠れないのは「異常」ではない
地震後に眠れなくなるのは、体と心が危険に備えている自然な反応です。被災地でも、ほとんどの人が一時的な不眠を経験していました。
■② 夜は不安が増幅しやすい
暗さ、静けさ、情報の少なさが不安を強めます。被災地では、昼間より夜に恐怖が強まる人が多く見られました。
■③ 「寝なければ」と思わない
無理に眠ろうとすると、かえって目が冴えます。被災地では、「横になって休めばいい」と考えを切り替えた人ほど、心が落ち着いていました。
■④ 安全確認が安心材料になる
家具の転倒防止、足元の確保、靴とライトを枕元に置くなど、具体的な安全確認は不安を下げます。被災地では、この行動が眠りにつく助けになっていました。
■⑤ 情報は夜に追いすぎない
夜中にニュースやSNSを見続けると、不安が増します。被災地では、夜は情報を遮断した人ほど睡眠の質が保たれていました。
■⑥ 「眠れない前提」で夜を過ごす
数日は眠れなくても問題ありません。被災地では、眠れない夜はラジオを小さく流す、明かりを少しつけるなど、無理のない過ごし方をした人が安定していました。
■⑦ 体を温め、呼吸を整える
寒さや浅い呼吸は不安を強めます。被災地では、上着を一枚足す、ゆっくり呼吸するだけでも落ち着いた人が多くいました。
■⑧ 眠れない夜が続いたら相談する
数日以上眠れない状態が続く場合は、周囲や専門窓口に相談することも大切です。被災地では、我慢し続けた人ほど回復に時間がかかっていました。
■まとめ|眠れない夜は「休めばいい」
地震後の不眠は、心が弱いからではありません。
結論:
地震が怖くて眠れない夜は、無理に眠ろうとせず「安全を確保して休む」だけで十分である
防災士として被災地を見てきた中で、眠れない自分を責めなかった人ほど、心身の回復が早く進んでいました。夜をやり過ごすことも立派な自律型避難です。眠れない夜は、休めていれば合格です。

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