秋は気温が下がり始める一方で、台風や長雨の影響も残る季節。
避難所の環境も「寒暖差」「乾燥」「感染症リスクの上昇」など、
夏とはまったく違う課題が生まれます。
ここでは、秋の避難所で押さえるべき対策5選を解説します。
■ ① 朝晩の冷え込み対策(寒暖差から体を守る)
秋の避難所で最も多い体調トラブルが「朝晩の冷え」。
対策アイテム
- 薄手のブランケット
- カーディガンやフリース
- ネックウォーマー
- 靴下の替え(冷えは足元から)
体育館は夜になると一気に冷えるため、重ね着が有効です。
■ ② 乾燥による“のど・肌”トラブル対策
秋は湿度が下がり始め、乾燥が進む季節。
特に避難所では空気が乾燥して咳・喉の痛みが増えます。
役立つもの
- マスク(乾燥対策としても有効)
- のど飴
- ワセリン
- ハンドクリーム
- ウェットティッシュで保湿
乾燥は感染症のリスクを高めるため、早めのケアが重要です。
■ ③ 食中毒と衛生環境のダブル対策
秋は気温・湿度が変動しやすく、食品が傷みやすい時期です。
注意ポイント
- 開封した食品は早めに食べる
- 冷蔵ができないことを前提に常温保存中心
- トイレ後・食事前の手洗いを徹底
- アルコール消毒を携帯
「夏ほど暑くないから大丈夫」と油断しやすいので要注意。
■ ④ 虫の増加に備える(蚊・カメムシなど)
秋は“虫の最後のピーク”。
避難所は明かりが多く、虫が入りやすい環境です。
有効な対策
- 虫除けスプレー
- 長袖・長ズボンで肌を守る
- 虫刺され薬
- 夜は窓や出入口の近くに寝ない
特に子どもや高齢者は刺されやすいため注意。
■ ⑤ 台風後の環境悪化に注意(秋はまだシーズン)
秋は台風が再び発生しやすく、避難所でも影響を受けます。
確認すべきこと
- 屋根・窓の破損
- 水はけの悪さ
- 避難所周辺の倒木
- 床下の湿気
- 停電復旧の遅れ
台風後の避難所は“安全が整っていないことがある”ため要チェックです。
■ まとめ
秋の避難所は、
- 朝晩の冷え
- 乾燥
- 虫対策
- 食中毒
- 台風の影響
など、季節特有のリスクがあります。
そのため、
「寒暖差ケア」「乾燥対策」「衛生管理」
の3つを柱に準備しておくことで、避難所生活の不安を大きく減らすことができます。

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