地震発生時に即座に身を守るためのシェイクアウト訓練は、簡単で効果的な一斉防災行動訓練です。アメリカで2008年に始まり、日本でも広く普及しています。自宅、学校、職場など、どこでも短時間で参加できるのが特徴です。
■①起源と意味
シェイクアウト訓練は、アメリカ南カリフォルニアで考案され、「Shake Out」(地震を振り払え、または吹き飛ばせ)に由来します。従来の避難訓練と異なり、参加者それぞれがその場で行動することを重視しています。
■②基本行動「安全確保1-2-3」
シェイクアウト訓練の核心は3つのステップです。
■③まず低く(Drop)
揺れが起きたらその場で姿勢を低くし、倒れないようにします。床にしゃがむか、膝を曲げて安定した姿勢をとることが重要です。
■④頭を守り(Cover)
机やテーブルの下に入り、頭部を落下物から保護します。屋外ではカバンや手で頭を覆い、体を守る工夫を行います。
■⑤動かない(Hold on)
揺れが収まるまでその位置を維持し、無理に移動せず安全を確保します。周囲の状況を確認し、落下物や倒壊の危険がないことを確認することも大切です。
■⑥実施の意義
場所を問わず短時間で参加可能なシェイクアウト訓練は、「自助」を重視します。地域全体で一斉に行うことで防災意識が高まり、家具転倒防止や非常持ち出し品確認などの日常対策も促されます。
■まとめ|自分の命は自分で守る
シェイクアウト訓練は、地震発生時に身を守るための最も基本的かつ即効性のある行動です。
防災士として現場で見てきた経験からも、短時間であっても落ち着いて「低く・頭を守り・動かない」行動を取るだけで、けがのリスクを大幅に減らすことができます。日常的に訓練を繰り返し、家族や職場でも共有しておくことが重要です。

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