被災地で何度も聞いたのは、「高い防災グッズを揃えたのに、結局使わなかった」という声でした。一方で、本当に役立ったのは“地味だけど使える備蓄”です。ここでは、現場経験を踏まえ、家庭で本当に役立つ備蓄をランキング形式で紹介します。
■① 家庭備蓄で最優先すべき考え方
災害現場で明確だった基準は次の3つです。
・すぐ使える
・家族全員が使い方を知っている
・日常でも使える
この条件を満たすものが、結果的に「生きた備蓄」になります。
■② 第1位:保存水(500ml〜2L)
被災直後に最も不足したのは水でした。
・飲料用
・調理用
・簡易手洗い
1人1日3Lを目安に、最低3日分は必須です。小分けの500mlは持ち運びと分配で重宝しました。
■③ 第2位:非常食(アルファ米・レトルト)
現場では「食べやすさ」が重要でした。
・温めなくても食べられる
・子どもが嫌がらない
・調理が簡単
アルファ米+レトルトの組み合わせが最も安定していました。
■④ 第3位:簡易トイレセット
備蓄があって助かったという声が多かった物です。
・トイレが使えないストレスを軽減
・衛生状態を保てる
・家族トラブルを防ぐ
1人1日5回×3日分が最低ラインです。
■⑤ 第4位:LEDランタン・ヘッドライト
停電時の安心感が大きく違いました。
・両手が空く
・夜間移動が安全
・子どもの不安軽減
電池式と充電式の併用が現実的です。
■⑥ 第5位:モバイルバッテリー
情報遮断は不安を増幅させます。
・スマホ充電
・ラジオ代用
・家族連絡
容量は10000mAh以上が目安でした。
■⑦ 第6位:カセットコンロ+ボンベ
被災地では「火」が貴重でした。
・温かい食事が取れる
・お湯を作れる
・精神的な安心感
ボンベは1本で約1時間使用できます。
■⑧ 第7位:防寒用品(毛布・アルミブランケット)
冬場や夜間の冷え対策は命に直結します。
・体温低下防止
・床冷え対策
・高齢者・子ども優先
普段使いできる毛布が最適でした。
■⑨ 第8位:救急セット
軽傷の対応ができるだけで負担が減ります。
・絆創膏
・消毒
・常備薬
現場では「小さなケガ」が後で悪化する例もありました。
■⑩ 第9位:ラジオ(手回し・乾電池)
正確な情報は行動判断を助けます。
・停電中でも情報取得
・スマホ節電
・地域情報の把握
音声だけでも安心感が違います。
■⑪ 第10位:防災リュック(家族用)
持ち出せる備蓄は初動で差が出ます。
・必要最低限をまとめる
・玄関近くに置く
・家族で中身を共有
重さより「使いやすさ」が重要でした。
■⑫ ランキングから見える本質
現場で役立ったのは、派手な装備ではありませんでした。
・水
・食
・トイレ
・光
・情報
この5つを支える備蓄が、家庭防災の軸になります。
■⑬ 今日できる最小行動
家にある備蓄を1つだけ見直し、「今すぐ使えるか」を確認してください。それが、命を守る備えの第一歩になります。

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