【防災士が解説】冬の防災で訓練が活きない理由

冬の災害時、
「訓練していたのに役に立たなかった」
と感じる人は少なくありません。

それには、
はっきりした理由があります。


■① 想定が“快適すぎる”

多くの訓練は、

・暖かい環境
・明るい時間帯
・体調が万全

という条件で行われます。

冬の現実は、
寒さ・暗さ・疲労が重なります。
この差が大きすぎます。


■② 手順暗記に偏っている

訓練が活きない最大の原因は、

・手順を覚える
・正解をなぞる

ことに集中しすぎる点です。

冬は想定外が多く、
手順通りに進みません。


■③ 体力・寒さを考えていない

冬の災害では、

・思ったより動けない
・判断が遅れる
・集中力が落ちる

この前提が抜けた訓練は、
本番で崩れます。


■④ 「全員が動ける前提」になっている

訓練では、

・全員が元気
・全員が同じ判断

になりがちです。

実際の冬災害では、
体調差・年齢差が大きく、
同じ行動は取れません。


■⑤ 失敗を想定していない

訓練が活きない人ほど、

・失敗しない前提
・一発でうまくいく想定

で考えています。

冬は、
失敗してから立て直す力が重要です。


■⑥ 家庭や自分に落とし込んでいない

訓練内容を、

・自分の家
・自分の地域
・自分の体力

に置き換えて考えないと、
現実では使えません。


■⑦ 冬の訓練は「考え直す」ことが目的

冬の防災訓練は、

・そのまま使うため
・完璧に再現するため

ではありません。

「この条件ならどう変えるか」
を考えることが、
本当の訓練です。

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