カセットボンベは家庭でもBBQでも大活躍しますが、
使い方を1つ間違えるだけで大爆発する
極めて危険な道具でもあります。
毎年全国で
● 爆発
● 火災
● 重傷・死亡事故
が発生しています。
しかし、正しく使えば安全性は高い。
ここでは“本当に起きている事故の原因”と
“確実に防ぐための行動”をまとめます。
■① ガスボンベが爆発する仕組み
大事故の共通点は
過熱(加熱)。
● コンロの下
● 鍋のはみ出し
● 直射日光
● 車内放置
● 温度の高い場所に置く
これらでボンベ内部の圧力が上昇し、
耐えきれず破裂 → 爆発に至る。
■② 鍋が大きいと“ボンベに熱が直撃”して爆発する
BBQ・屋台でよくある事故がこれ。
● 鍋の底がボンベの上に重なる
● 炎がボンベ側へ回り込む
● 長時間使用で過熱
→ ボンベが破裂
これは死亡事故につながる最悪パターン。
※ カセットコンロは「鍋の使用サイズ」が決まっている。
(多くは直径20cm前後)
■③ “2台並べて使う”のが最も危険な行為
ボンベ同士が近づくと
● 相互に過熱
● 熱が逃げない
● “連鎖爆発”
調理イベントで
数人が同時に火を使うときに多い。
絶対にやってはいけない。
■④ 焚き火・炭の横に置くだけで爆発する
ガスボンベは炎が直接当たらなくても
熱に弱い。
● BBQの火の横に放置
● 炭火コンロの近く
● テント内のストーブのそば
これだけで破裂する可能性がある。
■⑤ 夏の車内放置は“爆発レベル”
車内温度は夏に60〜80℃になる。
ボンベは40℃を超える環境で危険になる。
車内放置は絶対NG。
■⑥ 使用期限を知らずに使い続けて爆発
意外と知られていませんが
カセットボンベには 使用期限 があります(約7年)。
古くなると
● パッキン劣化
● サビ
● ガス漏れ
から着火し、爆発リスクが高い。
古いボンベは必ず処分。
■⑦ “倒れた状態で使う”と大事故になる
ボンベは立てて使う前提の構造。
倒したまま点火すると
● 液体ガスが噴き出す
→ 炎が大きくなる
→ 爆発的燃焼になる
BBQでは酔った人がやりがち。
■⑧ 避難所でも“暖房目的で使う”のは危険
災害時、
避難所でカセットボンベ暖房(ストーブ・ヒーター)を
使う人がいるが、非常に危険。
● 低気温でも過熱事故
● 一酸化炭素中毒
● テント内での使用禁止
必ず正規の暖房器具を使う。
■安全に使うためのチェックリスト(必ず守る)
ガスボンベ事故は
100%防げる事故です。
① 鍋は“取説指定サイズ以内”
大鍋での使用禁止。
② コンロを2台並べない
熱がこもって爆発します。
③ 景品などの“安すぎるボンベ”は使わない
粗悪品は災害レベルに危険。
④ 直射日光を避ける
屋外保管でも熱がたまる。
⑤ 車内保管は禁止
温度上昇で破裂します。
⑥ 古いボンベは処分(7年以内)
サビ・変形は絶対NG。
⑦ コンロにセットしたまま放置しない
使用後は必ず取り外す。
⑧ 使うのは“屋外または十分な換気のある場所”
一酸化炭素中毒防止のため。
■まとめ
カセットボンベは便利な反面、
使い方を誤ると 大爆発 → 死亡事故
につながる危険物。
- 過熱が最大の敵
- 大鍋の使用は最も危険
- 2台並列は絶対禁止
- 火の近くに置かない
- 車内放置しない
- 使用期限を確認
- 倒して使うのは危険
- 避難所でも誤使用に注意
正しい知識があれば
事故は100%防げます。
家族・子ども・仲間を守るために、
今日から徹底していきましょう。

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