【防災士が解説】豪雨時に命を守るための河川氾濫対策の考え方|防災×豪雨×河川氾濫対策

豪雨災害では、雨そのものよりも河川の急激な増水が命を脅かします。被災地で河川氾濫後の避難支援や家屋被害調査に関わってきた経験から言えるのは、「まだ大丈夫」という判断の遅れが被害を拡大させるという現実です。河川氾濫対策は、事前の判断基準づくりがすべてです。


■① 河川は短時間で危険な状態に変わる

豪雨時の河川は、数時間で水位が急上昇します。被災地では、昼に問題なかった川が、夜には危険水位を超えていた例を何度も見てきました。


■② 被災地で多かった「様子見」という判断

雨が止むのを待つ、近所の様子を見る。こうした行動が、逃げ遅れにつながることがあります。被災地では、避難勧告が出てからでは移動が困難になった地域もありました。


■③ 氾濫は川沿いだけの問題ではない

支流や用水路、側溝から水があふれるケースも多くあります。被災地では、川から離れていると思っていた住宅地が浸水する例も少なくありませんでした。


■④ 夜間の豪雨が最も危険

暗闇と大雨が重なると、状況把握が一気に難しくなります。被災地では、夜間に避難を強いられ、危険な移動を余儀なくされた人も多くいました。


■⑤ 垂直避難という選択肢を知っておく

外への避難が危険な場合、建物の上階に移動する判断も重要です。被災地では、事前に垂直避難を想定していた家庭ほど、冷静に行動できていました。


■⑥ ハザードマップは「見る」だけでは足りない

自宅周辺がどの程度浸水するのか、どこまで水が来るのかを具体的に想像する必要があります。被災地では、想定を一段階厳しく見ていた人ほど、早めに動けていました。


■⑦ 河川氾濫対策は判断の速さが命を守る

豪雨災害では、正解を待つ時間はありません。被災地経験から言えるのは、「逃げる基準」を事前に決めておくことが、河川氾濫から命を守る最も現実的な防災対策だということです。


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