【防災士が解説】防災×お米の代替食材|主食を柔軟にする“やらない防災”の発想

お米の価格が高騰すると、
家計にも備蓄計画にも影響が出ます。

しかし防災の視点では、
もっと重要なことがあります。

それは
「主食をお米だけに固定しない」ことです。

災害時、
物流が止まると手に入りにくくなるのは
主食です。

今回は
“お米の代わり”を防災の視点で整理します。


■① なぜ主食の分散が必要なのか

災害時は

・流通停止
・スーパーの品薄
・価格上昇

が同時に起こります。

特定の食品に依存していると、
入手できない=栄養不足
につながります。

これは
「壊れやすい食生活」です。

防災では
主食の分散が基本です。


■② 玄米という選択

白米の代わりに玄米。

玄米は

・食物繊維が豊富
・ビタミン類を含む
・腹持ちがよい

という利点があります。

浸水時間が必要ですが、
栄養価が高いため
少量でも満足感が得られます。


■③ 雑穀・大麦を混ぜる

白米に

・大麦
・雑穀
・押し麦

を混ぜるだけで

・かさ増し
・栄養補強
・価格対策

になります。

小麦粉を少量混ぜて炊く方法もあり、
味に大きな違いは出にくい。

「完全に代える」のではなく
“混ぜる”発想が現実的です。


■④ 米以外の主食

お米以外にも

・カリフラワーライス
・豆腐
・おから
・芋類
・パスタ
・オートミール

などがあります。

特にオートミールは

・調理が簡単
・保存が効く
・水でも戻せる

という防災向きの特徴があります。


■⑤ バリエーションは心を守る

被災地でよく聞く声は

「毎日同じものはつらい」

食の単調さは
精神的ストレスを増幅させます。

主食に変化を持たせることは
心の避難にもつながります。


■⑥ やらない防災の視点

備蓄を増やし続けるのではなく

・依存を減らす
・選択肢を増やす
・固定観念を手放す

これが
やらない防災です。

主食を一つに決めない。

それだけで
耐災害力は上がります。


■⑦ 今日できる最小行動

・白米に雑穀を混ぜてみる
・オートミールを一袋備蓄する
・芋類を保存食として試す

普段から試しておくことで、
災害時に慌てません。


■結語

主食は命を支える基盤。

しかし
「お米だけ」に縛られる必要はありません。

分散は、
安心を増やします。

壊れない食生活は、
壊れない避難生活につながります。


出典

農林水産省「食料自給率・食生活指針に関する資料」

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