【防災士が解説】“トラッキング火災を完全予防する方法”|年末の大掃除に必ず取り入れたい“最強の7ステップ”

トラッキング火災は、
ホコリ × 湿気 × 電気 の3つがそろうと一瞬で発火します。
しかし、正しい対策をすれば ほぼ100%予防可能 な火災でもあります。

年末の大掃除と相性抜群の“トラッキング完全予防法”をまとめました。


■ 1. コンセント・電源タップを“乾拭き”する

トラッキング対策の最優先はこれ。

  • 濡れた雑巾は使わない(湿気が危険)
  • 綿埃をしっかり除去
  • コードの根本も忘れずに

乾拭きが最強の予防。


■ 2. 電源タップは“床から浮かせる”

床置きはホコリが溜まりやすく、湿気も混ざる。

  • 壁にフックで固定
  • デスク裏に貼り付け
  • ケーブルボックスを利用

“床に置かない”だけで大幅に安全。


■ 3. 使用していないプラグは“抜く”

差しているだけで発火するのがトラッキング火災。

  • 使わない家電
  • 季節家電(扇風機・こたつ・加湿器)
  • 古い充電器

“1本でも抜く”が大きな予防効果。


■ 4. 加湿器の蒸気が当たらない位置にする

冬は加湿器の配置ミスで事故が多い。

  • 蒸気の通り道を避ける
  • コンセントから最低1m離す
  • 白い粉が積もる位置は危険

加湿器の位置調整が安全の鍵。


■ 5. 古い電源タップは“年末に交換”

次に当てはまれば交換が必要。

  • 5年以上使用
  • 焦げ・変色
  • 差し込みが緩い
  • ひび割れ
  • 安価な旧型モデル

タップ交換はコスパ最強の防災。


■ 6. たこ足配線を減らす

電力負荷が高く、発熱しやすい。

  • 優先度の低い家電は外す
  • 延長コードの連結は禁止
  • 暖房器具は“直挿し”が基本

冬は特に火災の原因になりやすい。


■ 7. 寝室・子ども部屋は“徹底点検”

寝ている間の火災は致命的。

  • ベッドや布団に埋もれていないか
  • ほこりが積もっていないか
  • 加湿器の蒸気が当たっていないか
  • 暖房器具との距離は十分か

夜間の安全は“寝室の配線管理”で決まる。


■ まとめ

トラッキング火災は、
“正しく掃除すれば防げる火災”です。

  • 乾拭き
  • 床に置かない
  • 使わないプラグは抜く
  • 加湿器の位置調整
  • 古いタップは交換
  • たこ足配線を減らす
  • 寝室の点検

この7つを年末の大掃除でセットにすれば、
トラッキング火災はほぼゼロにできます。

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