【元消防職員が解説】消防学校初任科 喉が痛い対処|大きい声で扁桃腺が腫れたとき

消防学校の初任科は、とにかく声を出します。発声が続くと喉が荒れ、扁桃腺が腫れて飲み込みにくくなる人も珍しくありません。ここで無理をすると長引き、訓練も座学も集中できなくなります。元消防職員として、現実的に「悪化させない」「早く戻す」動きを整理します。


■① 喉が痛くなる原因は「感染」だけじゃない

初任科の喉の痛みは、風邪やウイルスだけでなく、乾燥・口呼吸・発声の連続・睡眠不足・疲労の重なりでも起きます。特に、喉が痛いのに無理に声を張ると、炎症が増えて扁桃腺が腫れやすくなります。まずは原因を「感染か、使い痛みか、両方か」に分けて考えると判断が軽くなります。


■② まずやるべきは「口呼吸を止める」

声出しが増えると呼吸が乱れ、口呼吸になりがちです。口呼吸は喉の粘膜を乾かして防御力を落とします。意識するのは、鼻で吸って、口は小さく開けて発声すること。寝ている間に口が開く人は、就寝前に鼻通りを整えるだけでも翌朝の痛みが変わります。


■③ 声の出し方を変えるだけで悪化が止まる

喉が痛い時にやりがちなのが「喉で叫ぶ」発声です。これは炎症を加速させます。腹から息を出して、声の芯を前に飛ばす意識に切り替える。大声が必要な場面でも、喉で押し上げず、息で押す。元消防職員の現場でも、長時間の活動で喉を潰す人は「喉で出す」癖が強い傾向がありました。


■④ その日のうちに回復ルートへ乗せる

喉の炎症は、早い対処で翌日の差が大きく出ます。基本は、水分をこまめに取る・体を冷やさない・入浴で温める・早めに寝る。のど飴だけで粘ると、根本の回復が遅れます。夜のスマホ時間を削って睡眠を確保する方が、回復の体感は早いです。


■⑤ 扁桃腺が腫れたときのサインを見逃さない

飲み込みの痛みが強い、片側だけ腫れる、発熱、悪寒、倦怠感が出る場合は「使い痛み」より感染の可能性が上がります。喉の痛みを我慢して声を張り続けると、腫れが強くなって食事も睡眠も崩れます。早めに受診・相談できる人の方が、結果的に復帰が早いです。


■⑥ やってしまいがちな悪化行動

痛いのに大声を続ける、冷たい飲み物で一気に冷やす、寝不足のまま訓練に入る、口呼吸のまま走る。これらは喉の回復を遅らせます。特に、練習後に汗冷えして喉がやられるケースは多いので、着替えと保温は優先順位が高いです。


■⑦ 集団生活だから「広げない動き」も同時に取る

初任科は体調不良が連鎖しやすい環境です。喉が痛い時は、手洗い、咳エチケット、共有物を避ける、換気を意識する。感染だった場合に広げないための動きを入れておくと安心です。体調不良を隠して無理をすると、自分も周りも長引きます。


■⑧ 不安を軽くする判断基準

喉の痛みは「気合いで勝てる」種類の不調ではありません。判断基準はシンプルで、声が出しにくいほど痛いなら、その日は悪化させない動きに寄せる。発熱や強い倦怠感があるなら、早めに相談・受診の選択を取る。元消防職員として言えるのは、早く相談する人ほど「結局、復帰が早い」ということです。


■まとめ|喉の痛みは早い初動で短期決着

初任科の喉の痛みは、発声・乾燥・疲労が重なって起きやすい現実的なトラブルです。口呼吸を止める、喉で叫ばない、睡眠を確保する。この3つだけでも悪化が止まりやすくなります。

結論:
喉が痛いときは、声の出し方と回復の動きを変えれば、長引かせずに済みます。
元消防職員として現場で何度も見たのは、喉を潰した人ほどパフォーマンスが落ち、焦ってさらに悪化させる流れです。早めに「悪化させない」側へ切り替えるのが、結果的に一番強い選択になります。

出典:厚生労働省「感染症情報(咳エチケット等の基本的な感染対策)」https://www.mhlw.go.jp/

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