【防災士が解説】災害ボランティアで使うべきアプリは何か|惨事ストレス反応を防ぐアプリ3選の判断基準

災害ボランティアの前後で、
「少しでも心身を整えやすくしたい」
「眠れない時や気持ちが高ぶる時に使える道具がほしい」
「アプリは多すぎて、結局どれを選べばいいか分からない」
と感じる人は少なくありません。

結論から言えば、災害ボランティア向けのアプリを選ぶ時は、“何でもできる万能アプリ”を探すより、①気分整理、②呼吸・瞑想、③睡眠補助のどこを助けたいかで分けて選ぶ方が現実的です。
特に、惨事ストレス反応を防ぐ目的で使うなら、
・気持ちを言葉にする
・体の緊張を落とす
・眠りを整える
この3つを支えるアプリが使いやすいです。

防災士として率直に言えば、支援後に崩れやすい人ほど、
「全部を一つで何とかしたい」
と思いがちです。
でも元消防職員として被災地派遣やLO対応を経験すると、実際に役立つのは、
今の自分の状態に合った一機能をすぐ使えること
です。
だからアプリ選びも、広さより相性の方が大事です。

■① まず前提として、アプリは“治療”ではなく“セルフケア補助”

ここはかなり大事です。
メンタル系アプリは便利ですが、医療の代わりではありません。

たとえばAwarefyの公式案内でも、アプリは健康な人のメンタルヘルス維持のためのセルフケア用途で、治療に代わるものではないと説明されています。
つまり、アプリはかなり有効でも、
・悪夢が続く
・フラッシュバックが強い
・食欲が戻らない
・生活に支障がある
時は、相談先や医療につなぐことが必要です。

防災士として言えば、アプリは
崩れないように整える道具
として使うのが一番現実的です。

■② 1つ目の候補|Awarefyは“気分整理とセルフケア習慣”に強い

一つ目の候補はAwarefyです。

このアプリは、認知行動療法やマインドフルネスをもとに、
・感情の可視化
・ストレスケア
・悩み相談
・睡眠や自然音
などの機能を持っています。

災害ボランティア後に役立ちやすいのは、
「何となくしんどい」を言葉にしやすいこと
です。
たとえば、
・今日は少しイライラ
・眠りが浅い
・頭の中が落ち着かない
といった状態を残しやすいです。

防災士として率直に言えば、支援後に一番危ないのは、自分の変化に気づかないことです。
Awarefyは、
感情を見える化したい人
にかなり向いています。

向いている人

・気持ちを整理したい
・イライラや無気力を記録したい
・少しずつセルフケア習慣をつけたい

■③ 2つ目の候補|MELON APPは“呼吸・瞑想を続けたい人”に強い

二つ目の候補はMELON APPです。

MELON APPは、マインドフルネスを
①実践する
②継続する
③実感する
④深める
という流れで支えるアプリとして案内されています。
スマートフォン向けで、瞑想や継続サポートに強いのが特徴です。

災害ボランティア後に役立つのは、
気持ちを無理に整理する前に、呼吸と注意の向け方を整えやすいこと
です。

元消防職員として率直に言えば、支援後の不調は「考え」が荒れているというより、体の緊張が抜けていないことが多いです。
その時に、
呼吸、
短い瞑想、
ジャーナリング
へ入りやすいのはかなり強いです。

防災士として言えば、MELON APPは
5分でもいいから整える習慣を作りたい人
に向いています。

向いている人

・寝る前の呼吸や瞑想を習慣にしたい
・短い時間で落ち着く方法を持ちたい
・支援前後で心身の状態を整えたい

■④ 3つ目の候補|BetterSleepは“眠れない・頭が高ぶる”時に強い

三つ目の候補はBetterSleepです。

BetterSleepは、公式サイトで
・睡眠音
・瞑想
・睡眠導入コンテンツ
・呼吸
・睡眠トラッキング
などを提供する睡眠アプリとして案内されています。

災害ボランティア後に一番困りやすいのは、
・頭が高ぶって寝つけない
・夜中に起きる
・静かになると現場を思い出す
といった睡眠の崩れです。

防災士として率直に言えば、支援後は「気持ちを整える」より先に、
眠れる状態を作る
方が大事なことがあります。
その意味で、BetterSleepのように
睡眠音、
呼吸、
短い瞑想
へすぐ入れるアプリはかなり現実的です。

向いている人

・寝つきが悪い
・夜中に目が覚めやすい
・音や呼吸で落ち着きたい
・支援後の睡眠を優先して整えたい

■⑤ 3つをどう使い分けるか

迷ったら、次のように分けるとかなり使いやすいです。

気持ちの整理が先なら

Awarefy

呼吸や瞑想を続けたいなら

MELON APP

睡眠を立て直したいなら

BetterSleep

防災士として言えば、
全部同時に使うより、一番困っていることに合わせて1つから始める
方が続きやすいです。

■⑥ 災害ボランティア向けアプリで見るべき判断基準

アプリ選びで大切なのは、次の4つです。

1. すぐ使えるか

支援後は余裕がないことが多いです。
複雑すぎると続きません。

2. 5分以内でできる機能があるか

長いコンテンツより、短い呼吸や記録の方が使いやすいです。

3. 自分の反応に合っているか

イライラが強いのか、
眠れないのか、
無気力なのかで合うアプリは違います。

4. 相談が必要な状態を見逃さないか

アプリだけで抱え込まず、戻りが悪い時は外につなぐ前提が大切です。

元消防職員として率直に言えば、良いアプリの条件は、
高機能かどうかより、しんどい時に開けるかどうか
です。

■⑦ 使う時に注意したいこと

ここもかなり大事です。

・アプリを増やしすぎない
・夜に情報を見すぎない
・記録が義務になりすぎない
・「アプリで治す」と思いすぎない

防災士として言えば、アプリは助けになりますが、
がんばる対象にしてしまうと逆効果
です。
一日一回、短く使うくらいで十分です。

■⑧ まとめ

災害ボランティア向けアプリは、“何でもできるもの”を探すより、気分整理・呼吸瞑想・睡眠補助のどこを助けたいかで選ぶ方が現実的です。
Awarefyは感情整理とセルフケア習慣、MELON APPは呼吸・瞑想の継続、BetterSleepは睡眠補助に強みがあります。
ただし、どれも治療の代わりではなく、セルフケア補助として使うのが前提です。

防災士として強く言えるのは、アプリ選びで一番大切なのは、
今の自分に一番困っていることを助ける一つを選ぶこと
です。
迷ったら、
・気持ちが整理できない → Awarefy
・体の緊張が抜けない → MELON APP
・眠れない → BetterSleep
この分け方が一番使いやすいです。

出典:Awarefy 公式サイト

参考:厚生労働省「心理的応急処置(PFA)フィールド・ガイド」

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