災害時の情報で一番危ないのは、不安なまま見た情報をそのまま信じて広げることです。
結論から言うと、災害時に助かるのは、情報が早い人より、情報源を切れる人です。
特に地震や津波、避難、支援物資、不審者情報、募金情報は、デマや真偽不明情報が混ざりやすく、判断を誤ると避難の遅れや混乱につながります。
だから判断基準はシンプルです。
公式発表か。 日時が新しいか。 場所が具体的か。 他の信頼できる情報と一致しているか。
この4つで切るだけでも、かなり外しにくくなります。
■① 一番危ないのは「善意で拡散すること」
内閣府の広報では、災害時のインターネット上の偽・誤情報は、迅速で円滑な救命・救助活動や復旧・復興の妨げになりかねず、犯罪にもつながり得ると示されています。
つまり、悪意のあるデマだけでなく、善意で拡散された未確認情報もかなり危険です。 (bousai.go.jp)
元消防職員としても、災害時に怖いのは「知らないこと」だけではありません。
間違ったことを本当だと思って動くことの方が危険になる場面があります。
■② 基本の結論|最初に見るのは「誰が出した情報か」
私の判断基準はこうです。
最優先 ・気象庁 ・自治体 ・消防 ・警察 ・NHKなど大手報道
参考 ・企業の公式発表 ・インフラ会社の公式発表
慎重に扱う ・個人SNS ・転送画像 ・出典不明のスクショ
この順で見ると大きく外しにくいです。
内閣府防災白書でも、SNSは有用な一方で、真偽不明のまま誤った情報が発信されるおそれがあるとされています。 (bousai.go.jp)
■③ デマを見分ける4つのポイント
私なら、災害時の情報は次の4つで切ります。
① 発信元が公式か ② いつの情報か ③ どこの情報か ④ 他の信頼できる情報と一致するか
たとえば、
・「○○で津波が来るらしい」
→ 気象庁や自治体で確認する
・「給水所ができた」
→ 自治体公式サイトや公式SNSで確認する
・「この募金先に送って」
→ 公式団体や自治体が案内しているかを見る
この確認を入れるだけで、かなり助かります。
■④ 特に危ないデマの種類
災害時に特に注意したいのは次のような情報です。
・避難指示や支援情報の偽情報
・津波や余震に関する断定情報
・不審者情報の未確認投稿
・寄付金や募金の誘導
・外国人、特定集団、地域への偏見をあおる投稿
内閣府の広報でも、令和6年能登半島地震では、募金を求める投稿、公的支援に関する不確かな情報、不審者・不審車両への不確実な投稿などが拡散したと紹介されています。 (bousai.go.jp)
■⑤ 助かる情報源は「普段から決めておく」と強い
災害時は、起きてから探すと遅れます。
だから私は、平時から次を登録しておく方が良いと考えます。
・気象庁
・自治体公式サイト
・自治体公式SNS
・NHKニュース・防災アプリ
・電力、ガス、水道、通信会社の公式情報
気象庁は、緊急地震速報や津波警報について、携帯電話事業者を介した緊急速報メールでも配信していると案内しています。
つまり、公式情報は「取りに行く」だけでなく、届く設定にしておくのも大事です。 (jma.go.jp)
■⑥ 迷った時の一番安全な行動
迷った時の私の判断基準はこうです。
拡散しない。 保存しておく。 公式で確認する。
この3つです。
災害時は、知らないことより、間違った確信の方が危険です。
だから、確信が持てないなら広げない方が安全です。
■⑦ 結論|災害デマ対策は「早さ」より「情報源」で助かる
このテーマを一言でまとめるなら、これです。
災害情報は、早く信じると危険。 公式で確認すると助かる。
この基準なら、大きく外しにくいです。
災害時に助かるのは、情報量が多い人ではなく、信頼できる情報源に戻れる人です。
■まとめ
災害時のデマや怪情報で一番危ないのは、真偽不明の情報を不安のまま信じて拡散することです。
内閣府は、災害時の偽・誤情報は救命・救助や復旧・復興の妨げになり、犯罪にもつながり得ると示しています。
また、防災白書でも、SNSは便利な一方で真偽不明の情報が拡散されるおそれがあるとされています。
大切なのは、発信元、日時、場所、他の信頼できる情報との一致を確認し、迷ったら拡散せず、気象庁や自治体などの公式情報で確認することです。
私なら、災害時の情報は“早いかどうか”より“誰が出したか”で見ます。現場では、情報が多い人より、公式に戻れる人の方が判断を外しにくいです。だから助かるのは、SNSを信じ切る人ではなく、最後に公式で切れる人です。

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