【元消防職員・防災士が解説】北海道の“地震直後にやるべき初動対応”を徹底解説|冬・停電・積雪エリアならではの命を守る行動

北海道で地震が起きたとき、命を左右するのは「最初の10分」。
冬季・積雪・停電のリスクが重なる北海道では、初動対応が本州よりもはるかに重要になる。

ここでは、地震発生直後から最初の1時間でやるべき行動を“北海道仕様”でまとめる。


■① 揺れが収まったらまず「暖房の状態」を確認する

北海道では、地震=停電のセットが多い。
停電すると暖房停止 → 室温低下 → 低体温の危険へ直結する。

● 暖房機の停止確認
● 給湯器・ボイラーのエラー確認
● 凍結防止ヒーターが落ちていないかチェック

特に氷点下では、家の保温能力を最優先で把握する。


■② ガス漏れ・火災の“二次災害チェック”を徹底する

雪国の住宅は暖房設備が多く、火災リスクが高い。

● ガス臭がしないか
● 暖房器具が転倒していないか
● 煙・焦げ臭さの有無
● ブレーカーが落ちていれば上げない

停電復旧後の“通電火災”も北海道では頻発するため、特に注意。


■③ 家の破損ポイントを確認し、“在宅避難できるか”を判断

● 窓ガラス破損(寒気が流れ込み危険)
● ドアの歪み(閉じ込めの危険)
● 屋根・外壁の破損
● 配管損傷による水漏れ

北海道の冬は外が極寒なので、外避難は最終手段。
家が安全なら在宅避難が基本。


■④ 水を確保。停電=断水につながりやすい

北海道の集合住宅は給水ポンプ依存が多く、停電で即断水する。

● 水道が出るうちにポットや鍋に給水
● 風呂に水を張って生活用水を確保
● 配水管凍結の可能性も考慮して早めに準備

水は“喉の渇き”より“トイレ問題”で必要になる。


■⑤ スマホは災害モードへ切り替え|通信確保は命綱

雪害・停電・地震が重なると通信が著しく不安定になる。

● 機内モードON→必要時のみ通信
● 省電力モード
● モバイルバッテリーを確実に確保
● 災害アプリ(防災速報・キキクル)確認

通信が生きているだけで、避難判断の正確性が格段に上がる。


■⑥ 家族の連絡は“短く1回のみ”。つながらなくて当然

北海道の災害では、通信障害が多発する。

● 「無事です。家にいます。」のみでOK
● X(旧Twitter)・LINEの安否機能
● 災害用伝言ダイヤルも確認

長い電話は回線を圧迫するので避ける。


■⑦ 車の使用は慎重に|“雪 × 停電 × 交通混乱”で危険増大

地震直後に車を出すのはリスクが高い。

● 信号停止
● 道路凍結
● 停電でガソリンスタンドが使えない
● 衝突・渋滞・立ち往生が発生しがち

避難は徒歩が基本。車避難は高齢者・乳児がいる場合の最終手段。


■⑧ 避難判断は“夜は危険”。北海道は暗く寒くなるのが早い

冬の北海道は夕方16時台で暗く、気温も急降下する。

● 夜間の避難は危険度が上がる
● 早め早めの判断が絶対
● ハザードマップを事前に確認

“明るいうちに決断する”ことが生存率を上げる。


■まとめ|北海道の初動対応は「寒さ」との戦い

北海道の地震初動は次の3つ:

● 暖房・室温の維持を最優先
● 水・トイレ・通信を早期確保
● 夜になる前に避難判断を終える

冬の北海道は、災害そのものより“寒さ”が命を奪う。
初動の数分で、その後の安全が決まる。

あなたの行動が、家族の命を守る最強の防災力になる。

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