【元消防職員・防災士が解説】プロが選ぶ“本当に役立つ非常食”10選|迷ったらこれだけ揃えればOK

非常食は数えきれないほど種類があり、初心者ほど「何を選べばいいのか分からない」と悩む。
しかし、災害現場を経験してきた立場から断言できるのは、
非常時に本当に使えるのは「準備・保存・調理」が簡単なものだけ ということ。

ここでは、防災のプロが厳選した“10選”を紹介する。


■① 尾西のアルファ米(お湯/水で作れる)

非常食の王道。味の種類も多く、飽きにくい。

● 水で作れる=断水時でも安心
● 5年保存
● 子ども〜高齢者まで食べやすい

迷ったらまずこれを確保するのが正解。


■② カレーのレトルト(常温保存OK)

「カレー」は非常食として最強クラス。

● 温めなくても食べられる
● エネルギーが高い
● 心が落ち着きやすい

避難所で最も喜ばれる味の一つ。


■③ サバ缶(高タンパクで長期保存)

災害時はタンパク質不足が深刻。
サバ缶は水なしでそのまま食べられ、体力回復に最適。

● オメガ3で疲労軽減
● 調理不要
● 賞味期限3年以上


■④ 焼鳥缶(高カロリー)

避難所では「肉が食べたい」という声が多い。

● 高たんぱく・高エネルギー
● 子どもも食べやすい甘辛味
● ガス不要で食べられる


■⑤ フルーツ缶(メンタル回復に効果)

ストレスが極限の災害時には甘味が救いになる。

● 糖分補給
● 水分も取れる
● 子ども・高齢者が食べやすい


■⑥ パンの缶詰・パウチパン(5年保存)

意外だが最も“買ってよかった”と感じやすい非常食。

● しっとりしておいしい
● おやつにもなる
● アレルギー対応もある


■⑦ 栄養補助バー(カロリー効率◎)

疲労時に少量でカロリーが取れる。

● 持ち運びやすい
● スキマ時間に食べられる
● 賞味期限が長い


■⑧ 乾パン+チョコ(昔ながらの王道)

乾パン単体は硬くて食べにくいが、“チョコと一緒”だと一気に食べやすくなる。

● 咀嚼力が必要だが腹持ちは最強
● チョコで味の満足度アップ


■⑨ フリーズドライ味噌汁・スープ

疲労回復の切り札が「温かい汁物」。

● 心が落ち着く
● 食欲がなくても飲める
● お湯がなくても水で作れるタイプもある


■⑩ 経口補水液(OS-1など)

非常食に分類されないが、“最優先で備えるべき飲み物”。

● 脱水防止(災害時に最も多い体調不良)
● 下痢・発熱時にも有効
● 高齢者・子どもは必須


■プロがすすめる“非常食の揃え方”

家庭の人数に関係なく、以下を基本セットにすると強い。

● アルファ米 × 7〜10食
● レトルトカレー × 5
● サバ缶 × 5
● 焼鳥缶 × 5
● フルーツ缶 × 3
● パンの缶詰 × 5
● 栄養バー × 10本
● フリーズドライ味噌汁 × 10個
● 経口補水液 × 6本

このセットがあれば、最も厳しい“災害直後の3日間”を家族で乗り切れる。


■まとめ|非常食は「迷ったら10選」で十分

非常食で大切なのは
● 調理不要
● 水分補給できる
● 栄養が偏らない
● 長期保存
● 子ども〜高齢者まで食べられる

この5条件。

今回の“10選”は
現場でも実際に使われている、最も現実的なラインナップ
今日から1つずつ揃えれば、あなたの家庭の防災力は確実に上がる。

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