日本は世界でも有数の“自然災害大国”。
地震、豪雨、洪水、火山噴火――多様な災害が起こる国だからこそ、「防災を学ぶこと」はすべての世代に必要です。
日本財団は、読売新聞社と学校教材会社EDUSHIPと協力し、
小学生向けの「防災ワークブック」を発行しました。
監修は読売新聞の防災専門メディア「防災ニッポン」。
写真と図を中心に構成され、子どもでも理解しやすい実践型教材です。
本記事では、
● ワークブックの特徴
● 子どもと家庭で広がる“防災の会話”
● 小学校の先生たちの反応
● 教材が持つ未来への効果
を防災士の視点で解説します。
■小学生と“家庭”をつなぐ、防災学習の新しい形
ワークブックは 全16ページ、主に小学校高学年を対象に作られています。
内容はとても実践的で、
● 防災グッズの準備
● ハザードマップの確認
● 災害時の連絡方法
● ローリングストックのやり方
など、今日からすぐに使える防災知識ばかり。
最大の特徴は、
「家族みんなで考えよう」ページがあること。
学校で学び、そのまま家に持ち帰り、
家族と一緒に答えを書くことで“家庭内の防災力”が一気に高まる仕組みです。
防災が「授業だけで終わらない」。
これこそ、未来の命を守る大きな一歩です。
■すでに全国200校へ配布|先生からの高評価が続々
2025年2月から全国の小学校への案内が始まり、
3月末までに約200校・4万冊が届けられました。
使用した先生からは、
● 「写真や図が多く、子どもが理解しやすい」
● 「記入欄があるので“自分ごと化”につながる」
● 「家庭に1冊あると家族の防災意識が大きく変わる」
といった好意的な声が多数。
デザイン面・実用性・教育効果の高さが評価されています。
■ワークブックの構成(全16ページ)
防災の基本を、子どもにもわかりやすく体系化した内容です。
● はじめに:防災の心得
● ワーク01:防災グッズを準備しよう
● ワーク02:ハザードマップを知ろう
● ワーク03:ローリングストックって何?
● ワーク04:災害時の連絡方法を練習しよう
● ワーク05:災害発生時、いつ・何をする?
● ワーク06(コラム):災害時の支援を知ろう
● やってみよう:防災クイズ
● おわりに:未来のこどもたちへのメッセージ
写真中心で構成されており、家庭用としてもそのまま使えるクオリティです。
■家庭で防災が広がる“きっかけ”になる教材
子どもが家にワークブックを持ち帰ることで、
● 家族で避難場所を確認する
● 防災グッズを見直す
● 親子で連絡方法を話し合う
● 災害時の行動を共有する
といった、家庭内防災の最重要ステップが自然に進みます。
防災は「家族全員で取り組むもの」。
子どもを中心に家庭に広がるこの仕組みは、多くの命を救う取り組みです。
■まとめ|防災教育は“未来の命を守る技術”になる
日本は災害が避けられない国。
その中で、子どもたちが自分の命を守るための力を身につけることは、社会全体を守ることにつながります。
日本財団の「防災ワークブック」は、
● 学校と家庭をつなぐ
● 子どもが防災を“自分ごと化”する
● 家族全体の意識が高まる
という3つの効果を持つ、これからの防災教育のスタンダードです。
ワークブックは現在も申し込みが可能。
“防災を知ることが命を守る”というメッセージを、全国へ広げていく取り組みは続いています。

コメント