2025.12.03
福岡県では11月末、昨シーズンより3週間早く
「インフルエンザ警報」が発表されました。
今、流行の中心となっているのが
インフルエンザA型の変異株 “サブクレードK”。
寒気と乾燥が重なるこの季節、
感染拡大が続くなかで、改めて日常の感染対策が重要です。
感染症専門家の見解をもとに、
サブクレードKの特徴と、防災的視点での備え方をまとめます。
■① インフルエンザが急増
福岡市内では12月に入り、
1日15人以上がインフルエンザと診断される医療機関も。
福岡県では例年よりかなり早い段階で警報に達し、
大流行の兆しが明確になっています。
クリニックの医師によると、
「今年の特徴は変異株の流行が大きな要因」
とのことです。
■② メインの変異株「サブクレードK」とは
国の研究機関が9月〜11月にかけて解析したところ、
患者検体の 96%がサブクレードK でした。
【ポイント】
● A香港型が変異したもの
● 特別“強毒化した”わけではない
● 免疫低下・ワクチン接種率低下・変異幅の大きさ
これらが流行の要因
つまり、
“ウイルスが極端に変わった”のではなく、
“私たちの備えが弱くなっていた”ことが背景です。
■③ 専門家が指摘する「3つの流行理由」
① 免疫力の低下
・外出頻度の増加
・感染症シーズンの始まり
など、免疫が落ちやすい条件が重なっています。
② 今年の変異幅が大きい
例年よりもウイルスの遺伝的変化が広がっており、
一度かかった人でも再感染リスクが高くなる場合があります。
③ ワクチン接種率の低下
「若い人は重症化しにくいから…」
という理由で接種が減少。
社会全体として“守りの層”が薄くなっています。
■④ ワクチンは「感染予防」より「重症化予防」
専門家は次のように述べています。
● 若くて健康な人は必須ではない
● しかし高齢者、妊婦、基礎疾患がある人は強く推奨
● 社会全体の重症者を減らす目的が大きい
“無理して打つ必要はないが、
守るべき人を守るためには重要”という立場です。
■⑤ 防災士の視点:流行時に必ず押さえるべきこと
感染症対策は「極端にやる」と続きません。
専門家が強調したのは “無理せず継続できる対策”。
防災の基本も同じで、
「続けられる習慣化」が一番大きな効果を生む。
▼日常で続けられる感染対策
● 密を避ける
● 手洗い(とくに指先・親指・手首まで)
● 室内の加湿
● 人混みではマスク着用
● 体調が悪い日は無理に外出しない
● タオルは共有しない
▼家庭内感染を防ぐポイント
● 嘔吐物や鼻水を素手で触れない
● 使い捨て手袋・キッチンペーパー常備
● アルコールだけでなく塩素系消毒も用意
● 加湿器で湿度40〜60%を維持
冬の感染症は、
“乾燥を防ぎ、接触感染を抑えること”が最大の防御です。
■⑥ まとめ|「極端にしない」ことが最大の予防
インフルエンザの変異株サブクレードKが主流となっていますが、
ウイルスそのものよりも
「社会の免疫力低下」が流行の原因。
だからこそ、
一人ひとりが“無理なく続けられる対策”をすることが
最も効果的で現実的な予防策です。
● 手洗い
● 加湿
● 適度なマスク
● 自分と家族の体調管理
これらを習慣として続けながら、
冬の感染拡大に備えていきましょう。

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