消防防災ブログ

冬の災害で最も家庭を困らせるのが “水道管の凍結”。凍結すると、● 水が出ない● 給湯器がエラーで停止● 破裂して家が水浸し● 数十万円の修理費● 断水レベルの生活不能という“冬の最悪トラブル”に発展する。ここでは、防災士として“凍結させな...

大雪が降った時、最も危険になる作業が “除雪”。実は、全国で毎年多くの方が除雪中に、● 転倒・骨折● 心筋梗塞● 屋根からの落雪● 道路でのはね飛ばし事故● 車の立ち往生● 雪に埋もれて窒息こうした命に関わる事故を起こしている。ここでは、防...

冬の事故で最も多いのが 「滑って転ぶ」こと。凍結路・雪道・玄関先・駐車場──どこも“ブラックアイスバーン”が潜んでおり、転倒すると 骨折・頭部外傷・要介護化 に直結する。そこで重要なのが 靴の滑り止め（スパイク・アタッチメント）。ここでは、...

冬の災害は 「寒さ＝命の危険」 が直結する。特に寒波・大雪・停電・車の立ち往生・屋外避難が重なると、防寒着の性能がそのまま 生存率を左右する装備 になる。ここでは、防災士として“災害時に本当に役立つ防寒着の選び方”をわかりやすく解説する。■...

昔ながらの暖房器具「豆炭こたつ」。電気を使わず強力に暖まる一方で、現代の住宅環境では想像以上に危険が高い暖房器具。特に冬は、● 一酸化炭素中毒● 低温やけど● 火災（布団・こたつ布団の発火）● 子どもの事故● 高齢者の脱水・熱こもりこうした...

一酸化炭素（CO）は “無色・無臭・無刺激”。気付かないうちに体内に入り、冬だけで毎年多くの人を死に至らせる“見えない毒ガス”。特に危険なのは、● 石油ファンヒーター● ストーブ● 練炭・豆炭● 車の排気ガス● 不完全燃焼のガス機器● 車中...

緊急消防援助隊（緊援隊）は、大規模災害が発生した際に全国から集結する「日本最大の消防力」です。熊本地震、能登半島地震、九州北部豪雨、東日本大震災など、数々の現場で住民の命を救ってきたその力には、明確な“強み”があります。ここでは元消防職員と...

大規模災害が毎年のように起きる日本では、緊急消防援助隊（緊援隊）の役割はますます重要になっています。ただし、能登半島地震・熊本地震・九州北部豪雨など、近年の災害の“質”は明らかに変化しており、これからの災害対応には 新たな課題 が山積してい...

火災は一瞬で広がり、周囲の生活を奪う力を持っています。だからこそ「火を出さない行動」そのものが、自分だけでなく 地域全体を守る大きな他者貢献 です。元消防職員として、火災予防がなぜ他者を守る行動なのか。そして、地域防災にどう影響するのかを分...

消防の活動は、まさに「他者貢献」の象徴です。火災・救急・救助・災害対応——いずれも誰かの命を守るために行われる行動であり、その姿勢は地域の安全文化そのものをつくります。元消防職員として、消防と他者貢献の深い関係、そして地域防災への影響を分か...