消防学校初任科では、悔しい、恥ずかしい、焦る、腹が立つ、落ち込むなど、感情が大きく動く場面があります。
しかし、感情のまま動くと、報告の遅れ、態度の乱れ、同期との衝突につながることがあります。
■①感情が出ること自体は悪くない
厳しい訓練や寮生活の中で、感情が揺れるのは自然なことです。
問題は、感情を理由に行動が雑になることです。
返事が小さくなる、ふてくされる、同期に強く当たる、報告を避ける。こうした行動は信頼を落とします。
■②まず一呼吸置く
注意された直後や焦った場面では、すぐ反応する前に一呼吸置きます。
感情で言い返すより、まず返事をして、何を直すべきか確認します。
消防職員には、感情を消す力ではなく、感情があっても安全に動く力が必要です。
■③同期との衝突を長引かせない
寮生活では、疲労や睡眠不足から小さなことで衝突することがあります。
そのまま放置すると、訓練中の連携にも影響します。
言いすぎたと感じたら早めに謝る、誤解があれば短く確認することが大切です。
■④被災地では感情より判断が求められる
被災地派遣やLO活動では、緊張、不安、疲労、住民対応など、感情が揺れる場面がありました。
それでも必要なのは、今何を確認し、誰に伝え、どの順番で動くかを考えることでした。
初任科のうちから、感情を行動にぶつけない練習が必要です。
■⑤落ち込んだ日は基本だけ守る
気持ちが沈む日は、無理に完璧を目指さなくて構いません。
挨拶、返事、報告、集合、持ち物確認。この基本だけは守ります。
基本を崩さなければ、翌日に立て直すことができます。
■まとめ|感情は出ても行動は乱さない
結論:消防学校初任科では、感情が揺れても、一呼吸置き、返事・報告・確認・同期との関係を乱さないことが大切です。
元消防職員として見ると、強い学生とは感情がない人ではなく、感情が動いても基本行動を崩さない人です。

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