綱紀保持や服務規律の話は、「毎年言われる注意事項」として流しがちです。
ただ結論からいうと、綱紀保持は“自分は大丈夫”と思うと危険です。
特に人事異動の時期は、環境が変わり、引き継ぎが重なり、飲酒の機会も増えやすくなります。
こういう時期ほど、気の緩みや判断の甘さが不祥事につながりやすいです。
元消防職員として言うと、組織の信用は大きな不祥事だけで壊れるのではありません。
小さな緩みの積み重ねで崩れます。
■① 最初の結論
最初に持つべき判断はこれです。
綱紀保持は「自分には関係ない」で流すと危険。 助かるのは、異動時期こそ服務規律を締め直す人です。
不祥事は、一部の特殊な人だけが起こすものではありません。
忙しさ、慣れ、油断、飲酒、環境変化。
この組み合わせで、誰でも判断を誤る可能性があります。
■② なぜ異動時期が危ないのか
異動時期に危ない理由ははっきりしています。
- 引き継ぎで注意力が落ちやすい
- 新しい人間関係で気が緩みやすい
- 歓送迎会などで飲酒機会が増える
- 新年度準備で確認不足が起きやすい
つまり、
心も業務も落ち着かない時期
だからです。
■③ 本当に危ないのは何か
ここで危ないのは、重大な違反だけではありません。
- 勤務時間中の気の緩み
- 飲酒後の軽率な行動
- 法令やルールの確認不足
- 「これくらい大丈夫」という自己判断
- 公私の線引きの甘さ
こうした小さなズレが、不祥事の入口になります。
■④ 防災と同じ考え方
元消防職員として強く感じるのは、
事故も不祥事も、起きる前には小さな予兆がある
ということです。
火災でも、
- 整理不足
- 点検不足
- 確認不足
が重なると危なくなります。
不祥事も同じで、
綱紀の乱れは突然ではなく、日常の緩みから始まる
ことが多いです。
■⑤ 助かる判断基準
助かる判断はシンプルです。
- 異動時期ほどルール確認を丁寧にする
- 飲酒の場でも公務員としての自覚を持つ
- 勤務時間内外を分けず信用失墜行為を避ける
- 法令遵守を“建前”で終わらせない
- 所属内で早めに声を掛け合う
特に重要なのは、
「自分は大丈夫」をやめること
です。
■⑥ 現場感覚として一番伝えたいこと
元消防職員として一番伝えたいのは、
組織の信用は、職員一人ひとりの日常で守るもの
だということです。
大きな理念に見えますが、実際は地味です。
- 時間を守る
- ルールを守る
- 飲酒で失敗しない
- 軽く見ない
- ごまかさない
この積み重ねが、組織全体の信用になります。
■まとめ
今回のテーマで大事なのは、
綱紀保持は“自分は大丈夫”と思うと危険。 異動時期は服務規律を締め直すと良い。
この判断です。
忙しい時期ほど、確認を省きたくなります。
でも、そういう時ほど基本に戻る。
それが一番強く、現実的な組織防災だと思います。

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