【防災士が解説】夜の避難は足元を見ないと危険|ライトと靴で事故を防ぐ

夜の避難で起きやすい事故は、災害そのものだけではありません。

暗い中での転倒、側溝への転落、冠水道路への進入、車との接触など、見えない危険が一気に増えます。

■①夜は足元の危険が見えにくい

夜間の避難では、段差、側溝、マンホール、石、倒木、割れたガラスなどが見えにくくなります。

停電していれば、街灯や信号も消えている可能性があります。

「近い避難所だから大丈夫」と思い込まず、足元を照らす準備が必要です。

■②冠水した道に入らない

大雨の夜は、道路がどこまで冠水しているか分かりにくくなります。

水の下には、側溝、穴、段差、流れの強い場所が隠れていることがあります。

暗い中で冠水道路へ入るのは非常に危険です。

■③ライトは手持ちよりヘッドライトが使いやすい

夜の避難では、両手が空くことが重要です。

子どもを支える、荷物を持つ、階段を下りる、手すりを使う場面があるからです。

懐中電灯に加えて、ヘッドライトを用意しておくと安全に動きやすくなります。

■④被災地では暗さが不安と事故リスクを高めた

被災地派遣やLO活動では、停電した夜に足元が見えず、不安を感じながら移動する場面を見てきました。

暗さは、判断力も行動力も落とします。

元消防職員・防災士として見ると、夜の避難は「行けるか」ではなく、「安全に足元を確認しながら行けるか」で判断することが大切です。

■⑤靴は脱げにくく滑りにくいものを選ぶ

夜の避難では、サンダルや長靴を過信しないことが大切です。

脱げにくく、滑りにくく、歩き慣れた靴を選びます。

玄関近くにライトと靴をセットで置いておくと、急な避難でも迷いにくくなります。

元消防職員として現場で感じてきましたが、停電時の灯りは安心に直結します。両手が空くランタン型が現場では役立ちました。
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■まとめ|夜の避難は足元・ライト・靴を先に準備する

結論:夜の避難で起きやすい事故を防ぐには、冠水道路に入らず、ライトで足元を照らし、脱げにくく滑りにくい靴で移動することが大切です。

夜の避難で一番危ないのは、「道を知っているから大丈夫」と思い込み、暗さで見えない危険を軽く見ることです。

出典:気象庁「防災気象情報と警戒レベルとの対応について」

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