【元消防職員が解説】消防学校初任科で一発アウトは「仲間の異変を見ないこと」

消防学校初任科では、自分のことで精一杯になる日があります。

しかし、消防は一人で完結する仕事ではありません。同期の異変に気づけないまま訓練を続けることは、班全体の安全にも影響します。

■①仲間の異変は早めに気づく

顔色が悪い、返事が小さい、動きが遅い、ふらついている、いつもより口数が少ない。

こうした小さな変化は、体調不良や疲労のサインかもしれません。

気づいたら、まず短く声をかけることが大切です。

■②見て見ぬふりは危険につながる

「本人が言うだろう」と思って放置すると、訓練中に急に崩れることがあります。

体調不良やケガは、本人が言い出しにくい場合もあります。

同期の変化に気づいた人が、早めに伝えることで事故を防げることがあります。

■③声かけは大げさでなくていい

「大丈夫か」「顔色悪くないか」「足痛そうだけど大丈夫か」

この程度の声かけで十分です。

必要があれば、班長や教官に早めに共有します。

■④被災地でも周囲を見る力が必要だった

被災地派遣やLO活動では、住民、避難所職員、関係機関、隊員の疲労や不安に気づくことが重要でした。

小さな変化に気づける人は、必要な支援や調整に早くつなげられます。

初任科の同期を見る力は、将来の現場対応にもつながります。

■⑤自分も見てもらっている意識を持つ

同期を見ることは、自分が無理をしないためにも大切です。

自分では気づかない疲労や変化を、仲間が見つけてくれることがあります。

お互いに声をかけ合える班は、訓練でも現場でも崩れにくくなります。

■まとめ|仲間の異変に気づくことも現場力

結論:消防学校初任科では、自分のことだけでなく、同期の顔色・動き・返事・疲労の変化に気づき、早めに声をかけることが大切です。

元消防職員として見ると、仲間の異変に気づける学生は、配属後も隊の安全、住民対応、災害現場での気づきに強くなります。

出典:消防庁「令和6年版 消防白書|消防学校における教育訓練」

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