【元消防職員が解説】防災×正月⑬|正月の津波避難 「様子を見る」は一番危ない

正月は、
・帰省
・旅行
・初詣
海の近くにいる人が増える時期です。

しかし被災地では、
「正月だから大丈夫だと思った」
その油断が命取りになった例を何度も見てきました。


■① 津波は「正月でも関係なく来る」

津波は、
・平日
・祝日
・正月
を選びません。

過去の被災地でも、
「家族がそろっていたから逃げ遅れた」
というケースがありました。

正月はむしろ判断が遅れやすいのが現実です。


■② 「とりあえず様子を見る」は最悪の選択

現場で一番多かった後悔の言葉がこれです。

「最初は小さかったから大丈夫だと思った」

津波は、

・第1波より後の方が大きい
・引き波のあとが本番
・何度も来る

という性質があります。

見てから逃げる=逃げないと同じです。


■③ 正月の津波避難で特に危険な行動

被災地で実際に起きた危険行動です。

・車で渋滞に巻き込まれる
・家族を探しに戻る
・写真や動画を撮る
・高台まで行かず途中で止まる

正月は人が多く、
通常より逃げにくいことを忘れてはいけません。


■④ 初詣・観光地こそ即避難

正月に多いのが、

・海沿いの神社
・港町の初詣
・海岸近くの観光地

こうした場所では、

揺れたら即、高い所へ

これだけを覚えておいてください。

アナウンスを待つ必要はありません。


■⑤ 家族で決めておく「正月ルール」

最低限、事前に決めてほしいのはこの3つ。

・揺れたら集合せず各自避難
・逃げる方向と高台の場所
・車は使わない

被災地では、
「集合しようとして全員が危険にさらされた」
という例が本当に多かったです。


■⑥ 正月は“動けない人”が多い

正月は、

・高齢者
・子ども
・飲酒している人

が周囲に多くなります。

だからこそ、
早く・シンプルに・自分から動く
これが生死を分けます。


■⑦ 津波避難で一番大切な考え方

消防の現場で強く感じたのは、

「完璧な判断」より
「早い判断」

津波から助かった人の多くは、
「とにかく逃げた」
それだけでした。


■⑧ 正月こそ「迷わない避難」を

正月は特別な日ですが、
災害は特別扱いしてくれません。

・揺れたら逃げる
・高い所へ行く
・戻らない

この3つだけでいい。

正月の津波避難は、
迷わない人が助かる
それが現場で見た現実です。

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