【元消防職員が解説】消防学校初任科で一発アウトは「休むことを悪だと思うこと」

消防学校初任科では、周囲に負けたくない気持ちから、休むことを悪いことのように感じる場面があります。

しかし、必要な休養を取れない学生は、疲労をため込み、訓練中のミスやケガにつながりやすくなります。

■①休むことはサボりではない

消防学校では、体力、学科、寮生活、集団行動が続きます。

疲労がたまった状態で無理を続けると、返事、報告、安全確認、判断力が落ちます。

休むことは、次の訓練に安全に入るための準備です。

■②疲労を隠すと周囲も危険になる

自分だけが我慢すればよいと思っていても、訓練は班や隊で行います。

疲労で動きが遅れる、足元確認が甘くなる、資機材の扱いが雑になると、同期にも影響します。

無理を隠すより、早めに整える方が消防職員として正しい判断です。

■③休憩中は本当に回復に使う

休憩時間にスマホ、雑談、移動ばかりしていると、体は戻りません。

水分補給、汗の処理、深呼吸、次の準備、足元確認を行います。

短い休憩でも、使い方で午後の動きは変わります。

■④被災地でも休む判断は必要だった

被災地派遣やLO活動では、長時間活動が続く中で、休めるときに休む判断が重要でした。

疲労がたまると、報告の精度や関係機関との調整にも影響します。

初任科のうちから、休む力を身につけることは現場力にもつながります。

■⑤体調不良は早めに相談する

強い疲労、頭痛、めまい、吐き気、痛み、眠れない状態が続く場合は、早めに相談します。

我慢して悪化させるより、早く伝えて回復させる方が安全です。

消防職員に必要なのは、無理を続ける力ではなく、長く安全に活動する力です。

■まとめ|休む判断は消防職員の自己管理

結論:消防学校初任科では、休むことを悪だと思わず、疲労や体調不良を早めに整え、次の訓練に安全に入れる状態を作ることが大切です。

元消防職員として見ると、無理を続ける学生より、休むべき時に休み、また安定して動ける学生の方が、配属後も長く信頼されやすくなります。

出典:消防庁「令和6年版 消防白書|消防学校における教育訓練」

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