【防災士が解説】停電時の備蓄食料は温め前提だと危険|そのまま食べられる物が助かる

停電時に困るのは、明かりやスマホ充電だけではありません。

電子レンジ、炊飯器、電気ポット、冷蔵庫が使えなくなると、普段なら簡単に食べられる食品でも、食事の準備が難しくなります。

■①停電時は「調理できない前提」で考える

停電すると、電子レンジ、炊飯器、IH調理器、電気ポットが使えない場合があります。

そのため、温めないと食べにくい食品ばかり備えていると、停電時に困ります。

備蓄食料は「保存できるか」だけでなく、「そのまま食べられるか」で選ぶことが大切です。

■②そのまま食べられる食品を備える

停電時に役立つのは、缶詰、レトルト食品、パンの缶詰、栄養補助食品、ゼリー飲料、魚肉ソーセージ、ナッツ、乾パンなどです。

特に子どもや高齢者がいる家庭では、硬すぎる食品や食べ慣れない食品ばかりにしないことが大切です。

普段から食べられる物を少し多めに備えておきます。

■③冷蔵庫の食品は早めに使う

停電すると、冷蔵庫や冷凍庫の温度が上がります。

停電直後は、冷蔵庫の開け閉めを減らし、傷みやすい食品から先に使います。

ただし、においや見た目に異常がある食品は、無理に食べない判断が必要です。

■④被災地では「温められない食事」が負担になった

被災地派遣やLO活動では、停電や断水で温かい食事が取れず、食欲が落ちる場面を見てきました。

非常時は、食べられる量がそのまま体力や気持ちの安定に関わります。

元消防職員・防災士として見ると、停電時の備蓄食料は「長く置けること」より「その状況で食べられること」が重要です。

■⑤カセットコンロは安全に使う

カセットコンロがあれば、温かい食事を作る助けになります。

ただし、室内で使う場合は換気を行い、火災や一酸化炭素中毒に注意します。

停電時こそ、火の取り扱いを慎重にすることが大切です。

元消防職員として現場で感じてきましたが、停電は数日続くこともあります。スマホや照明を確保できる電源があると判断が大きく楽になります。
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■まとめ|停電時の備蓄食料はそのまま食べられる物を入れる

結論:停電時でも食べられる備蓄食料は、電子レンジや炊飯器に頼らず、缶詰・ゼリー・栄養補助食品・パンの缶詰など、そのまま食べられる物を中心に備えることが大切です。

停電時の食料備蓄で一番危ないのは、温め前提の食品ばかりをそろえて、電気が止まった瞬間に食べにくくなることです。

出典:首相官邸「災害が起きる前にできること」

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