■① 災害時こそ「食」が大事
台風や地震などの自然災害は予測できません。
国立健康・栄養研究所 災害栄養情報研究室の坪山宜代室長によると、避難生活で最も重要なのは「食」です。
災害発生直後は極度のストレスや慣れない環境で、提供される食事が喉を通らない場合もあります。栄養不足は体重減少・体調不良・災害関連死のリスクにもつながります。
「非常時だから食を後回しにしてはいけない」と坪山室長は強調しています。
■② 平時から備蓄することの重要性
自治体では災害発生直後に必要な物は、各自で持参することがルールの場合が多くあります。
そのため、自分や家族の命を守るためには、平時から備えることが重要です。
備蓄目安:
- 水・主食・おかず:1週間分
- 乳幼児・高齢者・アレルギーのある方:2週間分
その他、携帯トイレや簡易調理用カセットコンロも併せて用意しておくと安心です。
■③ 災害時も食べやすい「好物」を備える
災害時は食欲が減退しやすいため、食べ慣れた好物を備蓄することが推奨されます。
日常でも使える食材をローリングストックとして活用し、災害時に慌てず食べられるようにしましょう。
■④ 分散備蓄で取り出しやすく
備蓄を1カ所にまとめず、家の中で分散保管することがポイントです。
- 1日分の水・食料はすぐ取り出せる袋やケースに
- その後はアルファ米やレトルト食品など温めて食べられる物を別に
こうすることで、初日から無理なく食事を確保できます。
■⑤ 定期的な見直し
備蓄食材は賞味期限の確認も重要です。
坪山室長は次のタイミングでチェックを推奨しています。
- 9月1日「防災の日」
- 3月11日「東日本大震災の日」
年2回のチェックで災害食の更新・見直しを習慣化しましょう。
■まとめ
災害時に体力と心を支えるのは、好物を含む十分な食事です。
平時から分散備蓄・ローリングストック・定期見直しを行うことで、避難生活でも安心して食事を取ることができます。
まずは、家族の好物を1週間分、日常生活に取り入れながら備えてみましょう。

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