【防災士が解説】避難所で“障害のある方”が困りやすいポイントと家族が取るべき対策

避難所はバリアフリーが十分ではなく、障害のある方にとって非常に負担の大きい環境です。特に、視覚・聴覚・身体・発達障害のある方は、平常時とは違うストレスや危険が生じやすくなります。ここでは、避難所で起きやすい困りごとと、家族が事前に備えておくべき対策をまとめます。


避難の判断は、自宅周辺のリスクを事前に把握しておくと迷いにくくなります。住んでいる地域の危険箇所を地図で確認したい場合は、地域のハザード情報を地図で確認することができます。

■ 障害者支援は避難所初期には遅れやすい

災害直後はスタッフ不足で、障害のある方への配慮が十分に行き届かないことがあります。
だからこそ、家族自身の準備と“事前行動”がとても重要です。


■ 起きやすい困りごと(障害別)

視覚障害
 通路の段差・障害物・暗さが危険/誘導が必要

聴覚障害
 アナウンスが届かない/情報が伝わらない

身体障害
 長時間の床生活が困難/トイレが遠い

発達障害
 大きな音・人の多さ・変化に不安増大

どの障害でも“情報不足”と“環境の変化”がストレスの原因になります。


■ 必ず持っていきたいもの

● 障害者手帳
● お薬手帳
● 支援者向けの「伝えるカード」(特性・配慮事項)
● 音・光を遮るアイテム(ノイキャン・帽子・耳栓など)
● いつもの食べ物・飲み物
● 懐中電灯
● モバイルバッテリー
● 必要な医療器具・福祉用具

とくに「伝えるカード」は避難所で大きな効果があります。


■ 避難所で最初に確保したい環境

● 出入口・通路を避けた安全な場所
● 車椅子なら“動線に優しい位置”を選ぶ
● 聴覚障害の方は“掲示板”が見える場所へ
● 発達障害の方は“静かな端のスペース”へ
● 視覚障害の方は障害物の少ない位置で

場所選びが、避難所生活の負担を大幅に減らします。


■ スタッフに必ず伝えるべきこと

● 障害の種類
● 特に注意が必要な点
● 医療的ケアの有無
● 苦手な刺激(音・光・人混みなど)
● 必要な物品(ベッド・椅子・静かな環境など)

早い段階で伝えておくと、支援体制が整いやすくなります。


■ まとめ

障害のある方の避難は、環境の変化に大きく影響されます。
“事前準備・伝えるカード・環境調整”の3つを整えることで、不安と負担を大きく減らすことができます。
災害時こそ、個々の特性に合わせた避難支援が命を守ります。

🛏 避難時の睡眠環境

床での生活が続くと、腰痛・体調悪化・睡眠不足につながります。特に高齢者・持病のある方には早めの対策が重要です。

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⚠ 避難所によっては持ち込み制限があります。自宅避難を前提に検討してください。

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