【防災士が解説】防災×災害後は防災グッズが買えない⑥|「みんなが同時に動く」から消える

災害後、防災グッズが一気に消える最大の理由は、
みんなが同時に同じ行動を取ることです。

これは個人の問題ではなく、構造の問題です。


■① 災害後、人の行動は一斉になる

地震・津波・大雨の報道が出ると、

・同じニュースを見る
・同じ不安を感じる
・同じ物を思い浮かべる

結果、
同じタイミングで同じ物を買いに行くことになります。


■② 売り場は「平時の需要」で設計されている

ホームセンターやスーパーは、

・通常の生活
・通常の来店数
・通常の購入量

を前提に在庫を持っています。

災害時の需要は、
想定の何十倍にもなります。


■③ 一人が悪いわけではない

「買い占めは悪だ」と言われがちですが、

・不安になるのは自然
・家族を守りたいのは当然

個人を責めても、
この現象は止まりません。


■④ 情報が人を動かす

「品切れが出ています」
「今のうちに準備を」

この情報が広がるほど、
人の動きは加速します。

結果として、
さらに品切れが進みます。


■⑤ 現場で見た“連鎖反応”

一つの棚が空くと、

・別の商品も売れる
・関連用品も消える
・全体が混乱する

売り場は、
不安の可視化装置になります。


■⑥ 災害後は「冷静な選択」ができない

焦りの中では、

・必要以上に買う
・本当に必要な物を逃す
・無駄な買い物をする

判断の質が落ちます。


■⑦ 同時行動を避ける唯一の方法

唯一の対策は、

・災害が起きる前に
・人が動く前に
・平時に備える

これしかありません。


■⑧ 備えは「時間差」で勝負が決まる

防災グッズは、

・誰よりも早く
ではなく
・誰よりも前に

準備した人が使えます。


■まとめ|消える理由は「一斉行動」

防災グッズが消えるのは、
社会が悪いわけでも、店が悪いわけでもありません。

結論:
みんなが同時に動くから、必要な物は必ず無くなる。

防災士として伝えたいのは、
備えとは競争ではなく、
「時間を味方につけた人が勝つ行動」だということです。

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