【防災士が解説】防災×記録習慣|避難生活で「何を書くか」が心と判断を守る

避難生活で「書くことが大切」と言われても、
多くの人はこう思います。

「何を書けばいいかわからない」

しかし実は、
内容は上手である必要は一切ありません。
大切なのは「書く対象」です。


避難の判断は、自宅周辺のリスクを事前に把握しておくと迷いにくくなります。住んでいる地域の危険箇所を地図で確認したい場合は、地域のハザード情報を地図で確認することができます。

■① 書くべき1つ目|事実(今日起きたこと)

まず書くのは感情ではなく、事実です。

・いつ
・どこで
・何があったか
・何をしたか

例:
・午前10時に給水があった
・子どもは眠れなかった
・トイレは30分待ち

事実を書くことで、
頭の中の混乱が整理されます。


■② 書くべき2つ目|体調と睡眠

避難生活では、
体調悪化に自分で気づきにくくなります。

・眠れたか
・食べられたか
・痛いところはないか
・気分は重くないか

これは、
後から振り返るための重要な記録になります。


■③ 書くべき3つ目|不安・イライラ(そのままでOK)

避難生活では、
感情を外に出しにくくなります。

・怖い
・腹が立つ
・不公平に感じる
・疲れた

きれいな言葉に直さなくて大丈夫です。
書いた瞬間、
感情は一段落ち着きます。


■④ 書くべき4つ目|今日できたこと

小さなことで構いません。

・着替えられた
・水を確保できた
・子どもを笑わせた

「できたこと」を書くと、
自分が無力ではないと確認できます。

これは、
心を折らないための重要な行為です。


■⑤ 書くべき5つ目|明日の一つだけやること

避難生活では、
先を考えすぎると不安が増えます。

だから、
・明日やることは1つだけ

例:
・水の時間を確認する
・役所に聞く
・少し歩く

これだけで、
人は前を向けます。


■⑥ 書く量は「1〜5分」で十分

長く書く必要はありません。

・箇条書きでOK
・1行でもOK
・途中でやめてもOK

重要なのは、
毎日少し書くことです。


■まとめ|「書く内容」が人を壊さない

避難生活で差が出るのは、
情報量ではありません。

・事実を書く
・体調を書く
・感情を書く
・できたことを書く
・明日を書く

この5つがそろうと、

判断が戻り
心が落ち着き
トラブルが減ります。

筆記用具は、
避難生活を支える「心の装備」です。

🛏 避難時の睡眠環境

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